たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はラヴェル:ボレロです。
はじめての方にクラシック音楽をすすめるにあたって、これまでも有名な曲を中心に、
いろいろと紹介してきましたが、どうしても、毎回「長い」「長い」というくだりがどうしても
多くなってしまいます。確かに長い曲でもいい曲は、たくさんありますし、有名な曲や、
いわゆる「大作」と言われているものは、文字通り長くなってしまいます。
そこで!!だったら短い曲を紹介すればいいじゃないか!!という訳で、今回から
カテゴリーの中に「ちょっとした曲」というのを追加してみました。
とは言うものの、曲が短いとその分記事も短くなってしまいますから、だいたい10分~
15分程度の曲を紹介していこうと思ってます。(続くかどうかわかんないですけど。)
と、言うわけでその第一回の今日はラヴェルのボレロです。
この曲も有名な曲ですが、一風変わった作りの曲です。基本的にひとつのメロディを
それぞれの楽器が順番に交代で演奏していきます。メロディ自体は全く同じものなのに
楽器が違うとホントに様々な表情になります。おなじ言葉でも言い方ひとつで、受け取る
方のニュアンスはだいぶちがう。なんてよく言いますが、これを楽器に置き換えたような
感じでしょうか、楽器ひとつでこうもイメージが変わってくるもんですね。
スネアドラム(小太鼓)のリズムに乗ってフルートのメロディがはじまります。
このリズムも最初から最後まで全く同じリズムで続きます。一番最初ですが、知らん顔
して、さらっと終わります。フルートソロが終ると次はフルートはリズム担当に変わり
今度はクラリネットがフルートとまったく同じメロディを演奏します。こんな感じで、
メロディは次々と別の楽器に受け継がれて曲は続きます。
基本的にひとつのメロディですが、メロディは前半と後半のふたつの部分に分かれて
いますから、途中から前半と後半で楽器を変えて演奏するようになっていきますが、
しばらく、同じメロディを聴いていると・・・アレ?知らない間に演奏している楽器
の数が増えています。フルートとミュートトランペット(消音機をつけたトランペット)が
同時に同じメロディを演奏するあたりからですね。
この曲では、クラシック曲としては珍しくサックスなんかも曲のソロを演奏したりして
ますからそこもこの曲の魅力のひとつだと思います。
やがてメロディを演奏する楽器も二つから次第にその数を増やしいつの間にか
ボリュームもアップしてます。ヴァイオリンパートが演奏に参加してくるあたりでは、
え!?そんなにたくさんいたかなぁ?なんて思ってしまいます。
やがて、メロディがずぅ~っと同じなだけに異様な威圧感までも、かもし出してきます。
最初はふたつの楽器のリズムとメロディだけだったのに、最後には、ほぼフルオーケ
ストラで同じメロディを大合奏でド迫力の演奏になります最後に2小説(5秒くらいかな)
だけしめくくりに、今までのメロディには無かったエンディングのテーマを演奏して。
これでもか!と言わんばかりにスッキリ終わります。
まあ、終始一貫しておんなじメロディをひたすら繰り返すこの曲ですが、それぞれの楽団
によっても当然演奏者は変わってきますから、ソロのオンパレードみたいなこの曲は、
楽団のソリストの特徴もよく見えてくる曲なんじゃないでしょうか?
【ちなみに】
クラシックギャグ漫画「のだめカンタービレ」の第1巻~4巻(くらいかな?)までの
表紙を開いた1ページ目のとびらのページの絵のうしろには、この曲の楽譜が印刷され
ていますよ!
≪オススメCD≫
ずぅ~っと、ただひたすらおんなじメロディで最初から最後までやってますから
一度聴いただけで、全部覚えてしまうかも。

【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆☆
≪おすすめシチュエーション≫
毎日の生活がちょっと単調だなぁと思ったら。
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今日はラヴェル:ボレロです。
はじめての方にクラシック音楽をすすめるにあたって、これまでも有名な曲を中心に、
いろいろと紹介してきましたが、どうしても、毎回「長い」「長い」というくだりがどうしても
多くなってしまいます。確かに長い曲でもいい曲は、たくさんありますし、有名な曲や、
いわゆる「大作」と言われているものは、文字通り長くなってしまいます。
そこで!!だったら短い曲を紹介すればいいじゃないか!!という訳で、今回から
カテゴリーの中に「ちょっとした曲」というのを追加してみました。
とは言うものの、曲が短いとその分記事も短くなってしまいますから、だいたい10分~
15分程度の曲を紹介していこうと思ってます。(続くかどうかわかんないですけど。)
と、言うわけでその第一回の今日はラヴェルのボレロです。
この曲も有名な曲ですが、一風変わった作りの曲です。基本的にひとつのメロディを
それぞれの楽器が順番に交代で演奏していきます。メロディ自体は全く同じものなのに
楽器が違うとホントに様々な表情になります。おなじ言葉でも言い方ひとつで、受け取る
方のニュアンスはだいぶちがう。なんてよく言いますが、これを楽器に置き換えたような
感じでしょうか、楽器ひとつでこうもイメージが変わってくるもんですね。
スネアドラム(小太鼓)のリズムに乗ってフルートのメロディがはじまります。
このリズムも最初から最後まで全く同じリズムで続きます。一番最初ですが、知らん顔
して、さらっと終わります。フルートソロが終ると次はフルートはリズム担当に変わり
今度はクラリネットがフルートとまったく同じメロディを演奏します。こんな感じで、
メロディは次々と別の楽器に受け継がれて曲は続きます。
基本的にひとつのメロディですが、メロディは前半と後半のふたつの部分に分かれて
いますから、途中から前半と後半で楽器を変えて演奏するようになっていきますが、
しばらく、同じメロディを聴いていると・・・アレ?知らない間に演奏している楽器
の数が増えています。フルートとミュートトランペット(消音機をつけたトランペット)が
同時に同じメロディを演奏するあたりからですね。
この曲では、クラシック曲としては珍しくサックスなんかも曲のソロを演奏したりして
ますからそこもこの曲の魅力のひとつだと思います。
やがてメロディを演奏する楽器も二つから次第にその数を増やしいつの間にか
ボリュームもアップしてます。ヴァイオリンパートが演奏に参加してくるあたりでは、
え!?そんなにたくさんいたかなぁ?なんて思ってしまいます。
やがて、メロディがずぅ~っと同じなだけに異様な威圧感までも、かもし出してきます。
最初はふたつの楽器のリズムとメロディだけだったのに、最後には、ほぼフルオーケ
ストラで同じメロディを大合奏でド迫力の演奏になります最後に2小説(5秒くらいかな)
だけしめくくりに、今までのメロディには無かったエンディングのテーマを演奏して。
これでもか!と言わんばかりにスッキリ終わります。
まあ、終始一貫しておんなじメロディをひたすら繰り返すこの曲ですが、それぞれの楽団
によっても当然演奏者は変わってきますから、ソロのオンパレードみたいなこの曲は、
楽団のソリストの特徴もよく見えてくる曲なんじゃないでしょうか?
【ちなみに】
クラシックギャグ漫画「のだめカンタービレ」の第1巻~4巻(くらいかな?)までの
表紙を開いた1ページ目のとびらのページの絵のうしろには、この曲の楽譜が印刷され
ていますよ!
≪オススメCD≫
ずぅ~っと、ただひたすらおんなじメロディで最初から最後までやってますから
一度聴いただけで、全部覚えてしまうかも。
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆☆
≪おすすめシチュエーション≫
毎日の生活がちょっと単調だなぁと思ったら。
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ライブでこの曲を聴く(見る)ときには、
冒頭からトロンボーンを
ずーっと観察すると面白いって言いますね。
難しいし、出番まで時間があるしで・・・
機会があればお試しください。
(トロンボーン奏者の方、ごめんなさい)
邪道なコメント、失礼しました。
pannaさんのコメント見てビックリしました。確かに、そうですよね、出番の遅い人はなにやってるのだろう・・・観察しがいありですね。
僕の面白いボレロの鑑賞の仕方はですね、ずーっと小太鼓に注目してるんです。高校のときに音楽の時間、みんなでCDに合わせてあの小太鼓のリズムを叩いたんですが、二種類しかないのに難しいんですよ~。途中でどっちか判らなくなるんです。いちばん難しいんじゃないのかな、と思ってます。
邪道なコメント パート2 失礼しました。
いかにも誰が演奏してるか、まる分かりの曲ですからね。
プロでもやっぱりプレッシャー感じるのかなぁ?
それにしても、・・・ですよねぇ~。
当方はあんまし皆の視線とか気にしてませんね。
ハイD♭(メロディ中の一番高い音)に向けて
集中してるからかなあ・・・
むしろ、ハイD♭終わった後のなんでもないところでメロディ間違ったりして、それが連鎖反応を起こしてさらにメタメタになったり
でもでも、ペット屋さんの苦労を考えたら・・・
マーラー5番のアタマなんて伴奏なしでソロですよ。
そんなプレッシャーには、私には耐えられませんし、同情の涙を禁じえませぬ。
邪道なコメント パート3 失礼しました。
あと、この曲のコメントが増えてきて、なんだかこの曲みたいで面白いですよね。(みなさんありがとうございます!)