たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日は、ピアニスト辻井伸行(番組「金スマ」から)です。
先々週の週末、テレビを見てました。何か面白いのやってないかな~とか思いながら、金曜ロードショーで「スターウォーズエピソードⅠ」をやっていたので、
まだ見てなかったので「へぇー」とか思いながら、じゃあ見るか!と思って(というか今頃かよ!?って?)
しばらく見てたんですが、最初はCGもスゴイし世界観も独特だったので、しばらく見てたんですが、前半だとストーリーもなかなか展開しないし、もともとスターウォーズシリーズを一回も見た事が無かったので、だんだん飽きてきて…(ってそんなすぐにかよ)
チャンネルを変えてみると、今回のお題の「辻井伸行さん」の番組をやっていたのでそれを見ることに、
今日はその番組のお話です(金スマから)
途中からだったんですが、内容的にはほぼ全部見られたと思います。
前半は分かりませんが、彼はどうやら生まれつき全盲で目が見えなかったようです。
しかし、2歳くらいの頃におもちゃのピアノを与えると、教えてもいないのに楽しそうに弾いているので、親も知らないうちにどんどん上達していったようで・・・
海外に親子で旅行に行ったときにホテルか何かのロビーで自動演奏されているピアノがあり、幼い伸行くんはそれを「自分も弾きたい!」とダダをこねて親を困らせていると、それを管理する方が上司に掛け合ってなんとかピアノ弾かせてもらえるようにお願いしてみると、許可が下りて彼はピアノの前に座ると、見事に曲をサラリと弾き始める。
次第にひとりふたりと彼の弾くピアノの周りに人が集まりしまいには大勢の人に囲まれてちょっとしたコンサート会場のようになっていきます。
演奏が終わると、割れんばかりの拍手に囲まれた彼がピアノの前に居たのでした。これが人前で初めて弾いた演奏だったようです。
母親は、彼の才能を信じてピアノを習わせ始めます。
そして盲学校のピアノコンクールで見事優勝を飾ると、母親も大感激で嬉々として彼を誉めたたえるのでした。
しかし、父親は「草野球で4番バッターでもプロになれる訳じゃない…」と一言。
ここだけ聞くと冷たい親にも聴こえますが、確かに…現実を考えれば、スゴイ事には違いありませんが、それで彼に将来の展望が開けたか?と言えるとそうではない。ぬか喜びをしては本人のためにもならない・・・という冷静な親心と言えるかもしれません。
それでも母親は少しでも彼の才能を伸ばそうと、ピアノの先生を彼に付けさせます。その指導法は、何と言っても目が見えないので楽譜が読めない。
先生がまず右手でメロディを弾いて聴かせ、伸行くんが後を追ってそのメロディを弾く。今度は左手の伴奏を聴かせて、彼がそれを追う。最後に両手で弾いてみる。
そのときのホームビデオの映像がありましたが、そっくりそのまま弾けるからスゴイですよこれは!(だって目が見えてたって弾けないし…)
そんなこんなで、ピアノのレッスンを続けていくのですが・・・
次第に彼にも当然物心がついてくると・・・他人と自分の違い(自分は目が見えていない。他の人とは違う)と言う事を自覚するようになっていくのでした。
ある日、母親に「僕は他の人とは違うんだね。他の人は目が見えるんだね」と尋ねたそうです。母親は彼の問いに応える事が出来なかったようです。
(そりゃそうだ、そんな事誰にも答えられない。)
しかし、彼はその後にこう続けたそうです。「でも僕にはピアノが弾ける!」
予想外の彼の言葉に母親も、とても嬉しく、前向きに育っている彼が輝いて見えたそうです。
目が見えない彼は、始終家にいるのかと思いきや、母親は積極的に彼と外出したそうです。もちろん目には見えませんが、桜が咲けば花見に出かけ、「これは桜の花びら」と告げ、彼の手にそれを持たせ「色はピンク色」と話しかけて、
とにかくいろいろな所へ出掛けて行って様々な体験を彼にさせたようです。
そんな父母の心配もよそに、10歳でコンサートデビュー。晴れやかな舞台を飾ります。
そしてその実力が話題を呼ぶと2000年には、あのサントリーホールでソロリサイタルを開催。
2002年には日本を代表する指揮者、佐渡裕主宰のコンサートへ出演。番組では佐渡さんが、彼の演奏を始めて聴いたときの様子をこう語っていました。
「涙が止まらない」
これまでに聴いた事がないような演奏だったようです。
その後も東京を中心に演奏会を精力的にこなしていくのでした。
そして、2005年にはあのショパンコンクールに出場。「ポーランド批評家賞」を見事に受賞するのでした。
この頃になると、ピアニストとしての将来を不安に考えていた父親も、さすがに実力を認め、ピアニスト辻井伸行としての生き方を尊重していくのでした。
番組では、彼が父と一緒に散歩した小川をイメージした、辻井伸行作曲のピアノ曲がサラサラと流れていました。
そして、いよいよ2009年(昨年)このブログでも紹介していたバンクライバーン国際ピアノコンクールで見事に優勝を決めると、その実力は日本をはじめ世界にその名を響かせるのでした。
番組 :「金スマ」
放送局:TBS
日時 :毎週金曜よる9:00
~金スマって普段はそんなに見る番組じゃないんで、今回もたまたまだったんですが、以前もそんなノリで指揮者西本智美さんを特集していたときも見てましたけど、そのときはブログに書くという頭が無かったので、パスしてました。
【辻井信行】
いや~、そんなこんなで、ざっくりと紹介してみましたが、
このブログでも以前紹介していたヴァン・クライバーンコンクールのときにも書いてたと思いますが、もう目が見えないとか以前の問題ですよね。
ヴァンクライバーンだって、普通に目が見える人も出てるハズだし。
子供時代に先生から片手ずつ音を教えてもらうときの彼の表情。
顔をぐるぐると動かしながら、それはまるで楽しい音をさぐるようにとても楽しそうに弾いてるんですよね。
印象に残ったのは彼の言葉「僕はピアノが弾けるから」
「健常者」という言葉がありますが、その言葉が「健康な心を常に持つ者」という意味だとすれば、彼も間違いなく健常者のひとりなんでしょうね。
今日は、ピアニスト辻井伸行(番組「金スマ」から)です。
先々週の週末、テレビを見てました。何か面白いのやってないかな~とか思いながら、金曜ロードショーで「スターウォーズエピソードⅠ」をやっていたので、
まだ見てなかったので「へぇー」とか思いながら、じゃあ見るか!と思って(というか今頃かよ!?って?)
しばらく見てたんですが、最初はCGもスゴイし世界観も独特だったので、しばらく見てたんですが、前半だとストーリーもなかなか展開しないし、もともとスターウォーズシリーズを一回も見た事が無かったので、だんだん飽きてきて…(ってそんなすぐにかよ)
チャンネルを変えてみると、今回のお題の「辻井伸行さん」の番組をやっていたのでそれを見ることに、
今日はその番組のお話です(金スマから)
途中からだったんですが、内容的にはほぼ全部見られたと思います。
前半は分かりませんが、彼はどうやら生まれつき全盲で目が見えなかったようです。
しかし、2歳くらいの頃におもちゃのピアノを与えると、教えてもいないのに楽しそうに弾いているので、親も知らないうちにどんどん上達していったようで・・・
海外に親子で旅行に行ったときにホテルか何かのロビーで自動演奏されているピアノがあり、幼い伸行くんはそれを「自分も弾きたい!」とダダをこねて親を困らせていると、それを管理する方が上司に掛け合ってなんとかピアノ弾かせてもらえるようにお願いしてみると、許可が下りて彼はピアノの前に座ると、見事に曲をサラリと弾き始める。
次第にひとりふたりと彼の弾くピアノの周りに人が集まりしまいには大勢の人に囲まれてちょっとしたコンサート会場のようになっていきます。
演奏が終わると、割れんばかりの拍手に囲まれた彼がピアノの前に居たのでした。これが人前で初めて弾いた演奏だったようです。
母親は、彼の才能を信じてピアノを習わせ始めます。
そして盲学校のピアノコンクールで見事優勝を飾ると、母親も大感激で嬉々として彼を誉めたたえるのでした。
しかし、父親は「草野球で4番バッターでもプロになれる訳じゃない…」と一言。
ここだけ聞くと冷たい親にも聴こえますが、確かに…現実を考えれば、スゴイ事には違いありませんが、それで彼に将来の展望が開けたか?と言えるとそうではない。ぬか喜びをしては本人のためにもならない・・・という冷静な親心と言えるかもしれません。
それでも母親は少しでも彼の才能を伸ばそうと、ピアノの先生を彼に付けさせます。その指導法は、何と言っても目が見えないので楽譜が読めない。
先生がまず右手でメロディを弾いて聴かせ、伸行くんが後を追ってそのメロディを弾く。今度は左手の伴奏を聴かせて、彼がそれを追う。最後に両手で弾いてみる。
そのときのホームビデオの映像がありましたが、そっくりそのまま弾けるからスゴイですよこれは!(だって目が見えてたって弾けないし…)
そんなこんなで、ピアノのレッスンを続けていくのですが・・・
次第に彼にも当然物心がついてくると・・・他人と自分の違い(自分は目が見えていない。他の人とは違う)と言う事を自覚するようになっていくのでした。
ある日、母親に「僕は他の人とは違うんだね。他の人は目が見えるんだね」と尋ねたそうです。母親は彼の問いに応える事が出来なかったようです。
(そりゃそうだ、そんな事誰にも答えられない。)
しかし、彼はその後にこう続けたそうです。「でも僕にはピアノが弾ける!」
予想外の彼の言葉に母親も、とても嬉しく、前向きに育っている彼が輝いて見えたそうです。
目が見えない彼は、始終家にいるのかと思いきや、母親は積極的に彼と外出したそうです。もちろん目には見えませんが、桜が咲けば花見に出かけ、「これは桜の花びら」と告げ、彼の手にそれを持たせ「色はピンク色」と話しかけて、
とにかくいろいろな所へ出掛けて行って様々な体験を彼にさせたようです。
そんな父母の心配もよそに、10歳でコンサートデビュー。晴れやかな舞台を飾ります。
そしてその実力が話題を呼ぶと2000年には、あのサントリーホールでソロリサイタルを開催。
2002年には日本を代表する指揮者、佐渡裕主宰のコンサートへ出演。番組では佐渡さんが、彼の演奏を始めて聴いたときの様子をこう語っていました。
「涙が止まらない」
これまでに聴いた事がないような演奏だったようです。
その後も東京を中心に演奏会を精力的にこなしていくのでした。
そして、2005年にはあのショパンコンクールに出場。「ポーランド批評家賞」を見事に受賞するのでした。
この頃になると、ピアニストとしての将来を不安に考えていた父親も、さすがに実力を認め、ピアニスト辻井伸行としての生き方を尊重していくのでした。
番組では、彼が父と一緒に散歩した小川をイメージした、辻井伸行作曲のピアノ曲がサラサラと流れていました。
そして、いよいよ2009年(昨年)このブログでも紹介していたバンクライバーン国際ピアノコンクールで見事に優勝を決めると、その実力は日本をはじめ世界にその名を響かせるのでした。
番組 :「金スマ」
放送局:TBS
日時 :毎週金曜よる9:00
~金スマって普段はそんなに見る番組じゃないんで、今回もたまたまだったんですが、以前もそんなノリで指揮者西本智美さんを特集していたときも見てましたけど、そのときはブログに書くという頭が無かったので、パスしてました。
【辻井信行】
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いや~、そんなこんなで、ざっくりと紹介してみましたが、
このブログでも以前紹介していたヴァン・クライバーンコンクールのときにも書いてたと思いますが、もう目が見えないとか以前の問題ですよね。
ヴァンクライバーンだって、普通に目が見える人も出てるハズだし。
子供時代に先生から片手ずつ音を教えてもらうときの彼の表情。
顔をぐるぐると動かしながら、それはまるで楽しい音をさぐるようにとても楽しそうに弾いてるんですよね。
印象に残ったのは彼の言葉「僕はピアノが弾けるから」
「健常者」という言葉がありますが、その言葉が「健康な心を常に持つ者」という意味だとすれば、彼も間違いなく健常者のひとりなんでしょうね。
私もこの放送を見ていました。
すごいですよね。
ところで、海外に親子で旅行に行ったときにホテルか何かのロビーにあったピアノで初めて演奏しましたが、その時に辻井さんが弾いた曲は何だったか覚えていますか?
ところで、…の話ですが、ちゃんと覚えてないんですよね。
今、ちょっと思ったのが「聖者の行進」だったかなぁ?なんてところですが、それもかなりあやふやな記憶ですし、
イメージ映像ですから、流れた曲もイメージかもしれないので、なんとも言えないです。
スミマセン。