たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はヴェルデイ:歌劇「ルイザ・ミラー」序曲です。
ヴェルディの歌劇を代表するひとつと言えるこの作品。
原作はドイツの詩人シラー(ベートーヴェンの「合唱交響曲」の歌詞を書いた人)の「たくらみと恋」をモチーフにしたとの事。
ちなみにタイトルはヒロインとなるチロルの村娘の名前です。
そして歌劇のあらすじは・・・、
17世紀のチロルを舞台にした物語。村娘ルイザは、領主の息子であることを伏せたロドルフォと付き合っていました。
ある日、以前からルイザの事を狙っていた領主の家来ヴルムから婚約を迫られますが、首を縦に振らないルイザにロドルフォが領主の息子である事を告げます。
更にヴルムは領主ワルター(ロドルフォの父)に息子が村娘に恋をしていると告げ口し、2人の仲を引き裂こうと画策します。
領主ワルターも息子ロドルフォのためにと、フェデリカを妻に迎えようとしていたため、彼女も巻き込んでの大芝居を打ちます。ルイザの父親を人質に取り、泣く泣く嘘の(領主の財産目当てだった旨の)手紙を書かせ、ロドルフォにこれを読ませます。
偽りの手紙に憤慨したロドルフォは、ルイザに毒を盛りこれを飲ませます。死を悟ったルイザはロドルフォに真実を話すと、後悔の念に駆られるロドルフォですが、もう後の祭り。
ロドルフォも自ら毒を盛った水を飲みルイザの後を追おうとしますが、そこ家来ヴルムと父ワルターが現れると、最後の力でヴルムを刺し、父ワルターに「あなたの罪だ」と言い残して倒れこむのでした・・・。
という悲劇の物語。
中低音の弦楽器が薄暗い影を落とすようにすうっと始まると、
更にガサガサと、何かがうごめくような弦楽器のフレーズが続きます。
そして、急に盛り上がると劇的な展開へ、
思わぬ出会いに、慌てふためき、驚いて何かを取り繕うように
あたふたと続きます。
しかし、クラリネットのなめらかな響きが始まると、
何やらうっとりと聴き入ってしまうような艶やかなメロディが広がっていきます。
やがて、弦楽器がまたザクザクと刻み始めると、緊張感が増していき、
盛り上がっていきます。
そして、その盛り上がりを制するように、フルートや弦楽器が細かな
フレーズでつなぎます。
更に、劇的なフレーズが続くと、
また、やわらかなクラリネットの音色が・・・・
しっとりと流れていきます。
そして、いよいよラストへ向けて、フルートが明るいメロディを静かに
奏でると、それをステップに弦楽器が入ると、また少しずつ盛り上がっていきます。
最後はシンバルやトロンボーンが、力強く打ち鳴らされると、
華麗なフィナーレと共に曲を終えます。
例によって序曲しか聴いたことはありませんが、あらためて物語のあらすじを調べてからこの序曲を聴いてみると、確かに劇的な展開のこの音楽がなんとも、ズバッと刺さるようです。
もちろん歌劇全曲のCDもありますが、まずは序曲からというのも、アリだと思いますし、この曲自体も序曲のみで演奏される事も結構あるようです。
≪オススメCD≫
ヴェルディ序曲集です。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ドラマチックな悲劇ですよね。
今日はヴェルデイ:歌劇「ルイザ・ミラー」序曲です。
ヴェルディの歌劇を代表するひとつと言えるこの作品。
原作はドイツの詩人シラー(ベートーヴェンの「合唱交響曲」の歌詞を書いた人)の「たくらみと恋」をモチーフにしたとの事。
ちなみにタイトルはヒロインとなるチロルの村娘の名前です。
そして歌劇のあらすじは・・・、
17世紀のチロルを舞台にした物語。村娘ルイザは、領主の息子であることを伏せたロドルフォと付き合っていました。
ある日、以前からルイザの事を狙っていた領主の家来ヴルムから婚約を迫られますが、首を縦に振らないルイザにロドルフォが領主の息子である事を告げます。
更にヴルムは領主ワルター(ロドルフォの父)に息子が村娘に恋をしていると告げ口し、2人の仲を引き裂こうと画策します。
領主ワルターも息子ロドルフォのためにと、フェデリカを妻に迎えようとしていたため、彼女も巻き込んでの大芝居を打ちます。ルイザの父親を人質に取り、泣く泣く嘘の(領主の財産目当てだった旨の)手紙を書かせ、ロドルフォにこれを読ませます。
偽りの手紙に憤慨したロドルフォは、ルイザに毒を盛りこれを飲ませます。死を悟ったルイザはロドルフォに真実を話すと、後悔の念に駆られるロドルフォですが、もう後の祭り。
ロドルフォも自ら毒を盛った水を飲みルイザの後を追おうとしますが、そこ家来ヴルムと父ワルターが現れると、最後の力でヴルムを刺し、父ワルターに「あなたの罪だ」と言い残して倒れこむのでした・・・。
という悲劇の物語。
中低音の弦楽器が薄暗い影を落とすようにすうっと始まると、
更にガサガサと、何かがうごめくような弦楽器のフレーズが続きます。
そして、急に盛り上がると劇的な展開へ、
思わぬ出会いに、慌てふためき、驚いて何かを取り繕うように
あたふたと続きます。
しかし、クラリネットのなめらかな響きが始まると、
何やらうっとりと聴き入ってしまうような艶やかなメロディが広がっていきます。
やがて、弦楽器がまたザクザクと刻み始めると、緊張感が増していき、
盛り上がっていきます。
そして、その盛り上がりを制するように、フルートや弦楽器が細かな
フレーズでつなぎます。
更に、劇的なフレーズが続くと、
また、やわらかなクラリネットの音色が・・・・
しっとりと流れていきます。
そして、いよいよラストへ向けて、フルートが明るいメロディを静かに
奏でると、それをステップに弦楽器が入ると、また少しずつ盛り上がっていきます。
最後はシンバルやトロンボーンが、力強く打ち鳴らされると、
華麗なフィナーレと共に曲を終えます。
例によって序曲しか聴いたことはありませんが、あらためて物語のあらすじを調べてからこの序曲を聴いてみると、確かに劇的な展開のこの音楽がなんとも、ズバッと刺さるようです。
もちろん歌劇全曲のCDもありますが、まずは序曲からというのも、アリだと思いますし、この曲自体も序曲のみで演奏される事も結構あるようです。
≪オススメCD≫
ヴェルディ序曲集です。
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ドラマチックな悲劇ですよね。
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