初心者のクラシック

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歌曲「シルヴィアに」

2008年02月14日 | シューベルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はシューベルト:「シルヴィアに」(歌曲)です。

“歌曲”というと、お堅いイメージの強いクラシック音楽の中でも更に輪をかけて「仰々しくオペラ歌手が、大げさに歌うものだ。」という先入観を自分も持っていましたが・・・、
最近ブログでシューベルトの歌曲を紹介するために、何気なく聴いていると、ふんわりと、やわらかく聴ける曲も結構あったので、紹介してみる事にしました。

この曲、「シルヴィアに」はCDの解説によると…「シェイクスピアの『ヴェローナの二紳士』の一節をEvバウエルンフェルトがドイツ語に訳した詩に曲を付けた1862年7月の作品。~村娘シルヴィアの美しさがさわやかに、そして素朴に讃えられる。」とあります。

シェイクスピアの話は、よく知りませんが、のどかなピアノ伴奏に乗せて、まるでおとぎ話に出てくるような歌詞と歌声がほのぼのとして、可愛らしい一曲です。


 ピアノがてくてく歩いていくようなリズムに乗せて、やわらかくしなやかな声で
 ソプラノがシルヴィアの事を歌います。
 みんなが褒めるシルヴィアってどんな娘?
 すると目を細めるように、やさしく高い声で、シルヴィアの美しさとやさしさを
 丁寧に歌い上げます。
 
 彼女はやさしく奇麗なんだね?と問いかけると、
 やさしく澄んだ歌声はシルヴィアの瞳には愛の神さえも住み着いてしまうと歌います。
 
 だからシルヴィアの事を高らかに歌おう!
 と力を込めて歌うと、最後は、全ての魅力を得た彼女を褒めたたえ、
 明く終わります。


紙芝居の途中で幼稚園の先生が、子供たちに言い聞かせるように歌っているような、素朴で、ほっこりとする曲だと思います。
実際は、この曲はそんなに詳しく前から知っていた曲ではないんですが、シューベルトは「歌曲王」だから!と思って、「アヴェ・マリア」とか「野ばら」とか知ってる曲の入ったCDで、いろいろ聴けるのがいいかな?くらいの気持で買ったCDだった(要はシルヴィアに」が目当てじゃ無かった)んですが、せっかくだから、と思っていろいろ聴いてみると、ほんわかした雰囲気の曲も結構あったりして、歌詞とその訳もついていたので、意味を読んでから聴いてみると、結構のどかだったりして。最近はよくプレイヤーに入ってます。

≪オススメCD≫
シューベルトの歌曲いろいろ
シューベルト:歌曲集
アーメリング(エリー)
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
童話の世界にいるみたいな気分になれます。


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