11月12日、S.Kさんが、高江ヘリパッド工事の現状を上空から撮影された。氏のご好意によりいくつかの写真を掲載させていただきます。
(なお、無断転載は固くお断りします)
N1地区の2つのヘリパッド。右側のN1(b)は、後、張芝をすれば竣工かもしれない。しかし、左側のN1(a)は、まだヘリパッド部分の掘削を終えていないのではないか? 路盤工(厚さ:50cm)も必要だから、まだ少し時間がかかるだろう。上に延びる作業道は県道70号線のN1ゲートに続く。
H地区のヘリパッド。左側の深い谷の部分の盛土に手間取っており、3ケ所のヘリパッドの中では最も遅れている。上に延びる道は工事用造成道路。
この谷の盛土は、いったん雨が降れば赤土がぬかるみ、工事の大幅な遅れは必至だ。
G地区のヘリパッド。平坦な地形で、後は、路盤工や張芝工を残すのみか? 左側の道は進入道路。この進入道路は、まだコンクリート舗装やガードレール工、補強土壁工等を終えていないと思われる。右側は宇嘉川河口に続く米軍歩行ルート。伐採はかなり進んでいるが、砕石敷きはまだまだ残っている。
G地区への進入道路(延長:1,271m)。設計では幅員3.0mだが、どう見てもかなりの幅がある。また、路盤工は最下層が、t=5cmのクラッシャーラン、そして、仮設路盤(t=15cm)のクラッシャーラン、上層路盤(路盤補強材を含む、t=15cm)のクラッシャーラン、覆土路盤材(t=5cm)のクラッシャーランとなっているが、まだ、これだけ何層もの路盤工はされていないだろう。
宇嘉川河口部。中央の河原部分はすでに除草され、14日(月)からヘリによる輸送の荷下し場となるようだ。ここから上の尾根筋に米軍歩行訓練ルートが整備される。
G地区から宇嘉川河口に続く歩行訓練ルート。海兵隊員の歩行訓練のために、何故、幅3m以上も伐採し、擬木の階段まで整備する必要があるのか?
やんばるの鬱蒼とした森の中、G地区のヘリパッドが異様に目立つ。この取り返しのつかない自然破壊を許せない。