乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

自殺と飲酒

2009年11月14日 | 社会
最近、「希望」と名のつく本が売れているそうです。
経済不況、リストラ、青少年犯罪、、、希望の持てそうのない事柄に溢れる昨今です。そんな時こそ、人は希望を求めるのでしょうか。

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【40~50代の男性の自殺、背景に飲酒問題】産経新聞 2009年9月9日(水)08:05


 中高年男性の自殺の背景に、アルコール依存症などの飲酒にかかわる問題があることが8日、政府の自殺対策を進めている自殺予防総合対策センターの中間報告で明らかになった。同センターの松本俊彦・自殺実態分析室長は「飲酒により正常な判断ができなくなり、自殺の衝動性が高まる。自殺予防では鬱(うつ)病対策に加え、アルコール問題も考える必要がある」と話している。

 平成18年以降の全国の自殺者43人について、遺族から聞き取り調査した。その結果、4人に1人に当たる10人に、死亡1年前にアルコール依存症や乱用、不眠時の飲酒などの問題があった。いずれも40~50代の仕事をもつ男性で、離婚や借金などの社会的問題を抱え、うち6人は鬱病など精神疾患もあった。1日あたりの平均飲酒量は日本酒換算で3・5合だった。

 死亡1年前に鬱病や統合失調症の診断を受けていたのは20人(46%)で、精神科受診率も高かった。特に20~30代には、処方された治療薬の過量摂取後の自殺が多くみられたという。
 同センターは年度末までに約100事例を調査し、自殺予防対策をまとめる方針。
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私も飲酒します。酔っ払うと気分がよくなります。何でもできるような気がしてきて、「私こそが神」なぁんて思ったりします。この根拠のないゼネラルな気持ちになりたくて、飲酒するようなものです。あ、もちろん、酔いが冷めると激しい自己嫌悪に襲われるんですけど。。。
アルコール依存になると、そんな酔い覚めの自己嫌悪を避けるため、飲み続けてしまうのでしょうか。

鬱病になると、「希望」が見えなくなるといいます。希望が見えなくなると、鬱病に注意とも言えるでしょう。

「希望」を持つことについて書かれた本を読むと、希望は努力しないと手に入りにくいもののようです。‘人間は誰でも、困難に出会う。努力しても挫折することもある。そこから奮起した先に希望は生まれる。棚からぼた餅はない’と。
おそらく、奮起して頑張ってるんだけど、なかなか結果が出ず、心身とも耐え切れなくなって自殺に至るのではないかと想像します。

癌の告知も似たようなところがありますね。
病理検査の結果、私の癌は悪性度の高い型と判明。乳がんについて書かれた本を読むと、どうも予後が悪そう。急に自分の将来が全く見えなくなりました。
茫然自失の後、身辺整理をしようと写真の整理をしたら、、、子どもの頃の写真をたくさん見つけました。

なんでこんなん撮ったんだろうか?と思うような、他愛のないショットばかり。でも、表情は生き生きとしている。
そうだ、子どもって‘幸せオーラ’を出す生き物なんだと、ふと思ったのです。

両親にとって、私の存在そのものが希望だったんじゃないか。。。

そう思うと、急に癌で死にたくなくなりました。
というわけで、自分の過去が希望を生み出すこともあると思います。もっとも、過去はなかなか自己主張してくれません。気がつくのは困難に出会った時が多い、、、のかな。

希望のかけらはどこにも転がっている。それを見つけて育てるのは、やはり努力が必要なんでしょうね。


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なかのひと

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4 コメント

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毛利さんの「科学未来館」に利益追求? (けえこねえ)
2009-11-15 00:50:32
こんばんは~!

 「希望」や「世界一の技術大国」って言葉は大切ですよね?
日本在住の外国人にも「子供手当」で友愛の方たちが財源のために「文化大革命」←仙石さんがご自分でおっしゃったのですよ~。この言葉を肯定的に使用する人って?

 カネボウガール達が自分が理解できないものを排除して、将来の日本の子供たちの「希望」を削る行政刷新会議↓http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov13kekka/3.pdf

 ってゆうか、今まさに研究に携わろうとしている優秀な研究員たちが輸出品になってしまいます。野より(変換しないよ~)さんの研究のためのスパコンも削除!「日本の科学技術は終わった」とおっしゃったそうです。
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けえこねえさん (ノエル)
2009-11-15 11:19:11
>自分が理解できないものを排除して、将来の日本の子供たちの「希望」を削る行政刷新会議

笑いますた~!

「子供手当」をお金を使って直接手当するのって、私はとても難しいことなんじゃないかと訝っています。
将来、子供のためになるような制度とかインフラとかを整えるのに税金投入するのは賛成なんですけど。。。

「外国人に生活保護金を支給」で思いだすのは、保護申請に行った出稼ぎ外国人が役人に、「これは日本人のための制度だから、アンタはだめ」とか何とか言われた、と報道された事件。

問題に挙げられた地域は、先祖代々の土着の人がほとんどの地。ほぼ全員がきちんと税金を払って生活している地域です。
で、出稼ぎで数年間の滞在の外国人と同額の生活保護金を支給するのは、、、

これが友愛の精神だとしたら、土着の人は納得しがたいのでは?

日本人はこういった生活スタイルの人がいまだに多い。となると、出稼ぎの外国人と全く「平等」に扱う姿勢は、どーなんでしょうね。

西洋の場合、出稼ぎ外国人については日本以上にドライな制度の国って多いと思いますよ。日本よりずっと外国人が多い国ほど、その点で「出稼ぎ切り捨て」を実施しているようですし。
生活保護費を母国へ仕送りになんて、おそらくできないシステムになっているんじゃないでしょうか。どっかの国とちがって。
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いつの時代も子供は親の「希望」 (けえこねえ)
2009-11-16 00:07:50
 こんばんは~!

 昨夜(って早朝?)は先のニュースでおこったままノエルさんのブログに怒りのコメしてしまってすみませんm(__)m

 美智子さまが「高齢化社会が問題としてばかり取り上げられるのはさみしい、、、」とおっしゃってました。考えてみると長寿は「ことほむ」(これも変換しない~)事ですよねぇ。
 効率や利益ばかりを追及して、今企業も生き残りに必死です。これで善いんだろうか?などと考えながら生活のために自分を曲げて働き頑張ってる方たち、あなたが生きているだけで「希望」をみている方たちがきっといます。

 ノエルさんが自暴自棄にならなかった事も子供が考えている以上にお母様には良かったのではないでしょうかと、けえこねえは思います。
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最近の年寄りは… (ノエル)
2009-11-16 15:53:45
私も美智子様の会見を聴いていました。
昔から「姨捨山」も「村の知恵袋」も、高齢者の象徴に使われてきた言葉ですよね。多角的に見れば、何にでも長所・短所はあるはず。

高齢者の人口比が急速に高くなった現在です。犯罪を犯す高齢者が目立つようにもなりました。その半面、感謝される高齢者の存在の報道が少ないような気もします。一人の人ができるような善行は報道にはなりにくいですね。

保健所主催のオープン相談会に参加したことがあります。平日の昼開催だったせいか、ほとんどが高齢者。私はコンビニの食品添加物問題を取り上げるつもりで参加しますた。当時、子供や若者が頻繁に使用するコンビニ弁当に、たっくさんの食品添加物が入っていたのが気になって。

で、質問タイムになると、皆が一斉に挙手。高齢者から順に質問となったのですが、、、彼らは皆、自分の保険と病気のことだけで。。。似たような質問に、そろそろ私のような若者に違うジャンルの質問をさせてくんないかなと、辟易としたことも事実であります。でも、絶対ゆずらなかったんですわ(苦笑)。

世の中がすさんでくると、人の心もざわつきますね。私だってそうです。
愛される高齢者・見本となる高齢者になってよね、とちょっと思うこの頃です。
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