平日、ハルトくんは会社のサッカー部の活動でサッカーに行く。
それは付き合い的な部分もあるようだし、まぁ仕方ナイ。
たまには(そんなカワイイ頻度じゃねぇけどな)リフレッシュも必要だし、メタボ防止の意味でもイイことなのかもしれない。
けれど、休日までサッカーに出かけることがある。
学生時代にたまたま公園でリフティングなんぞしていたら、声を掛けてくれたチームがあったそうだ。
そのチームの人達と、いまだにお誘いをいただいてサッカーやらフットサルやらに興じている。
うん、それ以外にも、プライベートでお誘いいただくサッカーはあるけど。
でもそれって、私には面白くナイわけだ。
平日は仕事でサキタの面倒は見れないでしょ?
休日も見てくれないわけ?
私も平日ママ友ランチとかで楽しむことはあるけど、いつだってサキタが一緒で、自分の時間として過ごしているのとは少し違う。
私にとっては、平日も休日もナイ状態ですけど?
そんな暗い発想になるわけだ。
しかし、地元の友達はお互い少ないし、プライベートでも付き合いってものはある。
最低限は付き合いを残しておかないと、友達を失ってしまうのは寂しいし、自分の世界をどんどん狭めてしまうのは良くないと思う。
頭ではイイことと思っていても、感情では悪いことと受け取ってしまうという典型的なマイナス思考。
しかし文句ばかり言っていては、ハルトくんもせっかく出掛けたのに楽しめないし、私もイライラを募らせるばかり。
そこで、応援と称して
地元で、徒歩で行ける距離の場所で、サキタを連れて行っても大丈夫そうな時に。
ハルトくんがどんな気持ちで出掛けているのかは私には本当の意味ではわからないし、私の知らないところで勝手に楽しんでいるように感じてしまうから腹も立つのだ。
だから、一緒にプレイするのは絶対にゴメンだが、同じ場所に行って同じ時間を共有して、ハルトくんがどんな風に過ごしているのか、見てみようと思った。
一緒に楽しむ努力をしてみようと思った。
そしてそれが、今日。
時間的にはやや遅いので、サキタは抱っこ紐で眠ってしまったりしていたものの。
メンバーの方々は端に寄って見ている私にも気さくに声を掛けてくださったり、ボールがぶっ飛んで来ないように防球ネットを私達の前に立て掛けてくださったりした。
ハルトくんも、どこか嬉しそうにしている。
試合形式でプレイしていたけど、張り切って何回か点を入れていたようだ。
サキタを寝かしつける時間の関係で最後まで見ているわけにもいかず、途中で先に帰宅したのだけど、行ってみて良かったかな。
私自身はサッカーに全く興味はナイし、寧ろハルトくんのおかげでうんざりすることも多いくらいだけど。
それでも、一緒に楽しむ姿勢はあってもイイよね。
否定的なことばかり言っている嫁なんて、ハルトくんだってウザイだけだろうよ。
恐ろしいほどに、趣味の合わないハルトくんと私。
それも自分にはナイものとして、お互い一緒に楽しめるようになれれば、世界はまだまだ広げられるだろう。
いつもこんな風に思えるとは限らないけど、前向きに考えていたいものだ。
巻き起これプラス思考スパイラル!