Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

[3連休ネタ] 小出し②

2006-09-25 23:33:30 | Weblog

9月16・17・18日の連休の小ネタです。

【16日・富山市郷土博物館】
ハルトくんの実家が迫る富山市内。
ココに、私が前々から行ってみたいと思っていた場所がある。
それは、富山城。

初めてハルトくんの実家に来た時だったか、それとも結婚の挨拶に来た時だったか。
私が富山城の存在を知った時、城は工事中であった。
中に入れるようになるのか? 上ったりできちゃうのか?
富山県に本籍を置きながら、富山県のことをほとんど知らない私。
こんな近くにお城があるなら、行ってみたいじゃないのさ!

で、その後何度か富山県を訪れてはいたものの、富山城に行くことはできなかったのですが、今回、やっとこさ行ってきました。
石垣を組み直しているようですが、中に入ることは問題ない様子。

で、入ってみてびっくりした。

富山城。中身は近代的な博物館でした。

~パンフレットより~
現在、城址公園には堀や石垣が残り、ここに富山城があったことを思い出させてくれます。しかし富山城は、このように身近にありながらも、どのような姿をしていたのか、どのような歴史を経てきたのかなど、意外に知られていません。
当館の展示では、こうした富山城の築城から明治時代以降の城址の変遷に至るまで、400年以上にわたる歴史を紹介します。富山城の歴史の中で、何が分かっていて、何が分かっていないのか、歴史体験「富山城ものがたり」をどうぞご観覧ください。そして、観覧の後は、博物館を飛び出して各地の文化財を訪ねてみてください。歴史体験がさらに広がることでしょう。


つまりだな。
富山城自体が、築城→破却→整備→焼失→廃城→再整備と波乱の歴史を歩んでいるわけだ。
となれば当然のことながら、もともとの富山城は既に跡形も無くなっていると。
建物を見学するわけではなく、現在までに分かっている富山城研究の情報を紹介しているのだ。

何か思っていたのとは違いますが、気を取り直して博物館へGO!

「富山城研究の現在」「中世の富山城」「近世の富山城」「近現代の富山城址」と各コーナーを見て回りましたが、いや、すごいよココ。
外見のゴツさと裏腹に、内側はキレイな建物で、且つ雰囲気も壊さず。
情報量は多く、読むところがたくさんありますが、上手いこと写真や資料が散りばめられて飽きさせず。
「近世の富山城」コーナーには、模型と光、映像で説明された演出が用意されていて、これがすごく分かりやすくて面白かった!
天守展望台に上ってくるりと富山市内を見回し、降りてきたところの企画展示室では、「館蔵武具展-鎧・刀・火縄銃-」という企画展をやっていました。
弓道をやっていたので、つい弓に目が行ってしまうのですが、展示されていた「富山藩士吉田家伝来吉田大蔵青貝の弓」の柄に施された青貝の装飾がキレイだったなぁ♪

そんなこんなでがっつりと堪能した博物館。
お近くにお寄りの際は、訪ねてみてはいかがでしょうか。
企画展は、10月15日までやっているようです(その後は内容が変わるのでしょう)。

最後に、一番驚いた内容を。
廃藩置県で富山県が置かれた後、富山県は新川県に変わっています。
その後、新川県は石川県と合併。
更にその後、石川県から富山県が分かれ、現在のようになったのだそうです。
博物館の展示資料に、「石川県富山市」という表記が結構あったのは、間違いってわけじゃなかったんだな…。

続くっ。