紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

珍しき紋  墓石から

2010年06月16日 17時41分52秒 | 墓石を訪ねて
まだまだ前回の北方墓地の調査にかかわっています。やっと半分くらい終わったところかな~
仕事の合間の1時間程度の調査ですから、なかなかはかどりません(汗)

でも、今まで描いた事のない紋に出会って、少々気が高ぶります。

  
鵜飼姓ですが、北部にあった鵜飼姓の紋と、水の流れの形が違っています。以前似た紋を描いたような気もしますが・・・・・・・・・・

  
桑原姓でありましたが、同じ見本・菊水紋の系統でも、変った紋で、中央に「日の丸地紙」紋が組合わされていました。これは描いた事はありません。

  
島影姓で、姓も変ってますが、扇紋の形も変っています。扇の骨の本数を考えると、上絵する時考えてしまいます。

  
矢部姓。「丸に見本・中陰地紙に十六枚菊」
この紋も初めて見ます。

紋は数多く描いてきましたが、まだまだ描いていない紋に出会います。

  
「丸に鷹の羽違い」ですがが、羽の筋の数が一部一本多いです。

「鷹の羽」紋に関しては、線の描き方で幾種類もの鷹の羽紋が墓石に彫られていて、分類するのに気が回りません。この場合は「見本・鷹の羽」にしましたが、多くは単に「鷹の羽」として記録してきた方が多い(汗)