紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

岐阜特有?特殊紋のありか

2009年12月09日 18時12分01秒 | 姓と家紋と集落
私の独断ですが、この岐阜地区特有だと思っている紋があります。(「繋ぎ五星」紋のように全国区になった紋のありますが)

「五星」
この紋は紋帖には右の紋として掲載されていますが、岐阜では左の紋の方が断然多いです。
    
この紋は岐阜市の栗本霊園を主に則武・島付近の「栗本」姓に多く見られました。
この紋は他に大野姓などにも見られます。

「井桁にギボシ」
この紋は「常川」姓に多いと聞いていましたが、場所は特定できず、最近ようやく分かりました。
切通霊苑・長森地区に多く見られ、線の描き方もそれぞれです。
    

「日の丸二つ扇」
この紋は「長縄」「永縄」姓に多く、まず永縄姓のありかが分かりました。
岐阜市から東、各務原・中屋地区の下中屋(仮)墓地にありました。長縄姓はもっと東・芋瀬(おがせ)の方にあるのは確認しています。
    

「松葉月に豆三星」
春日姓に多く見られ、尻毛大豆田霊園・下尻毛にありました。
    

  参照 <家紋ギャラリー>

     <姓と家紋と集落>



まだ、穂積の廣瀬姓の「木瓜の中に二木」紋(所々の墓地で散見しますが集団ではみられない)、早川姓の「見本・七本扇車」紋などはこれからです。


前の投稿で白木姓の「逆左一巴」紋があった事を書きましたが、別の墓地で藤井姓で同じ紋を見つけ、この様な紋もあるのだと納得しました。