紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

続・修業が足りない

2008年05月11日 23時44分42秒 | つぶやき
5月7日夕方の「ホットイヴニング」で、名古屋・岐阜のローカルで放送されました。
キャスターの若い子が取材に来てくれました。綺麗な子で鼻の下がデレー(汗)



ホームページでは手書きの上絵の紹介はしてませんので、ここで紹介させてもらいます。DVDを貰っていますので、パソコンが98からヴィスタにでも買い替えましたら、動画で編集の上紹介しようと思っています。




色無地を「澤潟」紋に白く抜いた所に、上絵筆で描いていきます。
上左は、分廻しで、上右は、定規とガラス棒と上絵筆で描いていて、分廻しを使う時はスムーズに行きましたが、定規を使って平行な曲線を描く時、又下段の上絵筆一本で描く時は手が震えて、うまく描けませんでした(汗)


彩色の様子。この辺りは手は震えませんでした(汗)


左は、別の白い生地に試し塗をして、色が生地の色と合っているかどうか探ります。赤味が少ないとすれば赤を、青みが少ないとすれば青みを加えて、色を調整して行きます。
色が決まれば、彩色筆で色を差して行き、仕上げます。

後は前回のように仕上ります。

私としては、この取材で、私の家紋に対する夢・思いの方を重点に取上げてもらいたかったのですが、残念ながらこの番組のテーマ「東海の技」にあるように伝統技能の方に視点がいっていますので仕方ありませんでした。
NHKさんとしては、家紋の現状より『伝統』臭い所を取上げたかったのでしょう。

私の思いは、ホームページのトップページにありますので、よろしかったら見て下さい。

余話 この番組の放送中ほ時、私は眼科の待合室。ヤバイと思いつつ顔をうつ向き加減にしていましたが、心配無用、誰も気が付きませんでした(汗)
しかし、この夕刻の時間、案外テレビを見てる人もいるようで、数件見たよ~と電話がありました。私といえば、この時間は仕事の真っ最中で、全然テレビは関係ない時間です。