紋やのつぶやき

職人?たる上絵師のグチリ・知られざる失敗談・紋のウンチクを気の赴くまま語ろうと思いますが、どうなりますやら?

「家紋G」たより(12)

2006年07月22日 15時01分59秒 | 
『ふ』の項は「下がり藤」「上り藤」・・・・・と「笹」「か」の項と共に種類が多いです。
取りあえず、「船」「分銅」「袋」と「藤」の中の藤輪等一部をアップしました。
まだまだ、「下がり藤」「上り藤」の仲間が残っています。 ↓ これらはその中に色々な紋が入って、「組合わせ紋」がありますので、種類が多くなっています。
       

又、毎回?書くように、紋帖によって紋の形が違う事があります。
下図は「三つ藤巴」の紋ですが、平安紋鑑と紋典では花弁の数が違っています。
私としては、平安紋鑑の紋の形がすっきりしていて好きですので、「紋典の三つ藤巴」と指定されない限り、「平安紋鑑の三つ藤巴」で描いております。

         
   平安紋鑑の「左三つ藤巴」    紋典の「三つ藤巴」(紋典から抜粋)

   詳しくは「家紋ギャラリー」からお入りください