何度聞いてもしっくりこない言葉があるのです。
「一般人」
タレントや歌手や俳優、スポーツ選手など、いわゆる有名人が、
ふつーの人と付き合っていたり婚約したり結婚したりすると、
「●● 一般人と交際!」と言うらしいと、最近ようやく流行の言葉づかいに慣れてきました。
一般人でないと認識されている人は、どうも芸能界スポーツ界系有名人らしいのだけど、
私は少し古い人なので、
一般人から区別される人種については、こだわりがあるのです。
たとえば、素人 VS 玄人
アマ VS プロ
プロや玄人という場合、確かに「その生きている世界や技術が、一般人には及びもつかない高い領域にあって」
尊敬をともなった言葉だと思うのです。
アマとプロの境目は隔絶していて、「プロはすごい」「やっぱり、プロになるのは大変だ)と、
一般人をうならせるものがあるのです。
本来、
一般人は、庶民を指していて、対応する言葉は、ハイソサエティの方々を意味したのではなかったのでしょうか。
今の天皇陛下と美智子皇后のご成婚時の一番大きなキーワードは、
「皇室に、初めて、一般人の家庭のお嬢さんが嫁ぐ!!」だったような記憶があります。
一般人に対比される人は、やっぱり、ある意味隔絶された地位にある人たち
本物のプロフェッショナル、手の届かない世界に住んでいる人たちであってほしいと、
思うのは、とりわけ、
一般人の私だけでしょうか。