可動堰

この景色の奥には、海と川を隔てる可動堰があります。



堰やダム（堰堤）は、人の暮らしを守るものとして作られました。
ただ残念なのは、其処に棲む他の生物への配慮が足らないことです。

科学ルネッサンス

風が吹けば、後はきっと晴れる。蛙が啼き、古傷が痛めば雨になる。

そんな言い伝えや迷信、感覚感性によるものが片隅に追いやられました。

全てに明確な根拠と実証が求められ、現代は科学偏重社会となりました。

魑魅魍魎が闊歩していた時代は、自然と人の棲み分けがなされ、
畏怖するものにより、人間の暴走が抑えていたような気がします。

土木のない風景

．．．雲は流れ、河は流れる。何処にでもあろうかという風景。

しかし私には、なぜか違和感を覚えたワンショットとなりました。

騒乱の夜

昨晩は夜空がお祭り騒ぎ、ピカピカ．．．ゴロゴロ、ドシャァン。
静けさの間に間に、蛙たちの合唱があり、
暫くすると、遠くでゴロゴロ．．．近くでピカピカ、
山向こうでドシャァン。ゴロゴロ、ピカピカ．．．ゴロゴロ、ドシャァン。

ユズリハ

一雨毎に木々は潤い、新芽が開き始めました。

３月末に植えたブナの木も新緑の装いです。

恋の季節

コデマリにも花が咲き、辺りは満面の春．．．



去年の８月４日生まれの実用猫「min」にも思春期が来たようです。
箱入り猫が、一昨日から頻繁に外出したがるようになり、艶やかに鳴き始めました。

水辺の白い花

．．．農業用水路の底に白い花を見つけました。

辺りは空き缶やペットボトルが散らばり、汚水中和液の飛散もある酷い環境。

堆積するヘドロに根を張り、漂う油からも身をかわし、水辺の花は咲いていました。

天秤ばかり

人類は地球上の他の生き物たちとは、もう相まみえる事が出来ないのかもしれません。
人類は自分たちの種が、この世で一番、万能だと思ってしまったのではないでしょうか。

生きるための闘争本能は、無意味な殺戮へと発展し、種の絶滅を何度も行える力を創造しました。
本来持つ命の感性を抑制して、理性を優先するという不可解な行動を良しとも考えて始めました。

餌場縄張りは国家や利権に置き換え、闇にあり畏怖すべくものは宗教や科学で解決理解しました。
命の秤を自在に操作組換えて、歯止めの利かぬ資源浪費と地表を食い荒らす環境破壊。

人間＞獣類　なのでしょうか？人間＞魚類　なのでしょうか？人間＞草木　なのでしょうか？
今朝、国道で狸が一匹死んでいました。．．．全てに勝る者、それが人類なのでしょうか？

イタドリ

．．．午後の木陰が、涼しく思える頃となりました。

桜並木を抜け、土手向こうを下れば、虎杖がニョキニョキ．．．

薄皮を剥き、塩付けて食べれば、春の酸味が口に拡がります。

川魚漁

．．．川の淀みに置かれた石積み、この地域では「石グロ」と呼ばれるそうです。

喫水域にこうして設け、一定期間が過ぎるとウナギ、ツガニ、川エビなどが生息するようになる。

頃合いをみて「石グロ」周囲に網を張り、石を順番に取り除きながら漁をするのだそうです。