cheeze_art's blog

The life as the diehard

大栃辺りまで

2016-11-06 15:18:37 | ふらり(Goes out)
前回8月21日、美良布経由で韮生野(にろうの)辺りまで、
物部川右岸(北岸)の県道216号線を遡上ツーリングしましたが、
日浦込で路肩崩壊の為通行止めにより梅久保から帰宅しました。



今回はその路肩崩壊箇所まで上流から迂回し、再遡上しました。









今回の目的は、家人の従兄が営んでいた元猪野々温泉に寄ること。
今日の朝刊に載った轟の滝茶屋および轟の滝に再会すること。
そしてこの世に生を受ける要因となった永瀬堰堤に立ち寄ること。

先ずは歌人、脚本家であった吉井勇伯爵が土佐の地で隠棲生活を
送った渓鬼荘を拝見後、奥まった処にある元猪野々温泉に着くと、
バイクの音に何事かと出でて来た従兄婦人の美智子さんと会う。







http://www.city.kami.kochi.jp/soshiki/64/nennpu.html

それから美智子さんと悲劇の学徒兵 木村久夫氏の句碑の前で、
世情のこと、身内の安否などなど1時間ほども話し込みました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/culture_news/CK2014042902000214.html

昼前となりそこから10分ほど走ったところにある永瀬堰堤に向かう。
この永瀬堰堤は、当時の中四国地方建設局により昭和31年5月竣工。
此処は父が建設省に入省し、私がこの世に生を受けた懐しき地です。












堰堤から少し引き返し支流を上ったところに轟の滝茶屋はあります。

午を少し回り茶屋に着くと、紅葉には少し早いこの時期にあっても
新聞に載っていた為かお客さんが入れ替わり立ち替わり繁盛の様子。





店に入り注文するも蕎麦は売り切れとのこと、山菜饂飩と五目ずし、
そして田舎蒟蒻や卵などおでんを頼み、素朴な味を満喫しました。

人心地着いた後は、5分ほど分け入ったところにある轟の滝へ向かう。
路肩にバイクを停め、展望東屋まで降り暫し遠望を写したりした後、
長き傾斜道を降り、沢を横切り、飛沫に滴りつつ最下段の滝壺に至る。














この滝にも思い出があります。遊山に来て父母が目を離したすきに
三歳児の私は二度も滝壺の底に沈んでいたと後年聞き及びました...



また轟の滝の滝壺には大蛇にさらわれた平家落人一門伊和三太夫の娘・
玉織姫(たまおりひめ)の悲しい伝説が残っているとのこと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BD%9F%E3%81%AE%E6%BB%9D_(%E9%AB%98%E7%9F%A5%E7%9C%8C)

猪野々温泉~永瀬堰堤~轟の滝、今回のツーリングは思い出を確かめ
我が人生のルーツを辿る旅でもありました。

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