猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

彼が二度愛したS

2012-06-17 04:32:37 | 日記
2008年のアメリカ映画「彼が二度愛したS」。

真面目で孤独な会計士ジョナサン(ユアン・マクレガー)が、遊び人の弁護士ワイアット
(ヒュー・ジャックマン)と知り合ったことから、人生が変わっていく。
親しくなったある時ワイアットが携帯電話を間違えてしまい(わざとだが)、そのまま
出張に行ってしまったので、ジョナサンはワイアットの携帯を使うことになる。
その電話のために、ジョナサンは会員制の秘密クラブの存在を知ることになる。
名前も職業も明かさず、一夜限りの情事を楽しむクラブ。ジョナサンはそれにはまってしまう。
ある時やってきた女性を見てジョナサンは驚く。以前地下鉄の駅で見かけて、一目惚れ
していたイニシャルがSの女(ミシェル・ウイリアムズ)だった。
だがジョナサンは何者かに殴られ気を失ってしまい、目がさめた時には女はいなくなっており、
ベッドに血痕がついていた。ジョナサンはすぐに警察を呼ぶも、相手の名前も何も知らない
ことから、逆に容疑者扱いされてしまう。
これは、ワイアットが仕組んだ罠だったのだ。

ジョナサンはSを人質にとられて、ワイアットに脅迫される。会社の隠し金を自分の口座に
送金しろ、と。
この辺りだが、私はコンピューター犯罪が出てくるとさっぱりわからない。偽名で口座
なんて開設出来るの?その前に偽造パスポートって簡単に作れるものなの?
勝手にコンピューターで送金とかで出来るもんなの?
これはもう出来るものだと思って見るしかない。「ダイ・ハード4」もコンピューター犯罪の
話だったのでよくわからなかった。
そしてワイアットはまんまと2000万ドルを手に入れる。…はずだったのだが。
意外なラストで、割とおもしろかった。ただ、偽造パスポートのことといい、突っ込みどころは
いくつかあった。いくら好きな女とはいえ、名前も素性も知らない女のために、
ああまで必死になれるだろうか。
ラストは自分を失い他人になってしまって、これからどうやって生きていくつもりなのか。
(どうしてパスポートを元に戻さなかったのだろう?)
そして最後の最後のシーン、あれはいらないんじゃないの、と思った。
あとジョナサンと間違われて殺されてしまった管理人さんがあまりに気の毒。あの刑事が事件を
解決するのかなあ、と思ったけどそれもないし。
ちょっと不満な終わり方である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ル・アーヴルの靴みがき | トップ | 九月に降る風 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿