猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ブラック・スキャンダル

2016-02-11 03:19:48 | 日記
アメリカ映画「ブラック・スキャンダル」を観にいった。
1975年、サウス・ボストン。アイルランド系移民が多く住むこの地域を、人々は
"サウシー"と呼ぶ。ここでウィンターヒル・ギャングを率いるジェームズ・バルジ
ャー(ジョニー・デップ)は、北ボストンのイタリア系マフィア、アンジェロ・ファミリー
と抗争を繰り広げていた。数年ぶりにサウシーへ戻ってきたFBI捜査官のジョン・
コノリー(ジョエル・エドガートン)は、マフィア浄化に取り組む組織でのし上がる
ため、バルジャーに「FBIにマフィアの情報を売らないか?」と話を持ちかける。
実はコノリーとバルジャー、そしてバルジャーの弟でマサチューセッツ州上院
議員のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)はサウシーで育った幼なじみだった。

ジョニー・デップ史上最凶の男。おもしろかった~ジョニー怖かったあ!特殊メ
イクのせいもあるだろうけど、ジェームズ・バルジャーに成りきっていた。ウィン
ターヒル・ギャングを仕切り、恐れられる一方で、生まれた街では皆が彼を好き
だった。冷酷で残忍で裏切り者は決して許さないが、恋人と息子を愛し、母を愛し、
弟と幼なじみのコノリーとの絆は強かった。3人はギャング、有力政治家、FBI、
という全く違う道に進んだが、お互いに誰も裏切るようなことはしなかった。この
辺りもこの映画の見どころの1つではないだろうか。単なる実在のギャングの映
画というだけでなく、人間ドラマの側面もある。
若い時は小悪党に過ぎなかったバルジャーは、コノリーとの協定のおかげで
法から逃げ続け、ボストン犯罪社会の頂点に上り詰める。コノリーもFBIでの
地位を固めていく。しかしバルジャーは6歳の息子を失い、母も他界したことで、
彼の狂気は歯止めが利かなくなくなっていく。
ビリー役はベネディクト・カンバーバッチでなくても良かったのではないかと思う。
わざわざベネディクトを起用した割りにはあまり役が光ってないし。あと本当に
どうでもいいことだが、コノリーの妻役の女優がすごく肌が汚くて、こんな人が
女優になれるんだ?とびっくりした。活躍しているらしいし。どうでもいいけど。
凶暴で残忍なバルジャーだが、タバコを吸わない、麻薬もやらない、野良猫を
かわいがるといった意外な一面も持っていたようだ。
ジョニーかっこよかった!



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