ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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M.O.P.最終公演 さらば八月のうた

2010-08-30 17:43:16 | 舞台関係
今年の夏祭りが終了致しました。
そーして、オイラの夏祭りが終了しました。

劇団M.O.P.ファイナル公演「さらば八月のうた」
オイラは大阪・京都の公演をすべて観たわけですが・・・
やはりこの劇団は、底知れないパワーがありますね。

開幕すぐの大阪と、ファイナルの京都と。その差はかなりあります。
すごーく良くできた「うむぅ」と唸らずにいられない、さすがマキノさん!さすがM.O.P.!って印象だった大阪公演。
地方・東京を経て、ベースであった京都でのラスト3公演は・・・いったいどこまで熱が上がっていくんだ???ってくらいの気迫の籠った生きてる舞台だった。
もうね、多分・・・演出って枠は無かったんじゃないかと思う。言葉は悪いけれど、最後なんだしやれるだけやっちゃえ!って感じではないでしょうか。綺麗な仕上がった芝居ではなく、下手するとお客が置き去りになっちゃいそうな・・・^^;そんなテンション。
ラストということで、客席も役者もヒートアップしてるからこその舞台でした。
商業劇団では絶対あり得ない舞台だったと思いますね。


ではでは。各役者さんをチラシの順にピンポイントで(笑)敬称略で参ります!


●キムラ緑子 ■神埼カヲル・宮下そら子
いやー。もう、ドリさんの魅力が全部出てるんじゃないかと思う二役でしたね。
「別れのうた」を歌うドリさんがすごく素敵で、本当に涙が出ました。ただ、大阪の時は妙にミュージカルっぽい綺麗な歌い方で違和感がありました。もっとドリさんっぽい歌い方がいいなぁと思ってたんですが、京都公演ではしっかりドリ節になってて。すっごい嬉しかった!そーなんです。M.O.P.でのドリさんの歌声はこれでなくっちゃ♪
カヲルとヨシエの喧嘩シーンがとっても好きです。あの、ナチュラルに方言に戻っていくトコロなんて絶妙ですよね。個人的には、この喧嘩のシーンが後の戦中の寒川丸の甲板で、そら子とシヅ江が抱き合うシーンに何となく重なるんです。更には、ドリさんと英世さんという個人の友情にも重なるような気がして。
そら子のシーン、ちょっと吉本チックになっちゃうのはいかがなものかと(笑)

●三上市朗 ■八代良一・工藤竜二・神埼喜一郎・プロデューサー
いやぁ。お歳を召された八代先生の「フォッ・・フォッ・・・フォ・・・」は、バルタン?とか思っちゃいました(笑)すんごい化けっぷりで、一回目に観た時には三上さんだと解りませんでした。その後も、この役は三上さんだから・・・と思ってみるから三上さんって感じ(笑)声は三上さんなので間違いはないんだけど。
個人的に、工藤君のシーンがごっつツボです。いいですね、あのインパクト。さすがですもん。
喜一郎君の時は・・・うるさいラジオ男の木下さんより、読書の邪魔をしている・・・と思っちゃったのはオイラだけ?まぁ、それが出会いと言うモノなんでしょうけれど。
どの役の三上さんもテンポよくって、ザ・三上って感じでスカッとしました。

●小市慢太郎 ■柴田陸朗・ワイワイぼういず1・小林
ドリさんとのテンポがぴったりで。あんなラジオ放送されてたら、絶対聞きたい!って思いますよね。一番のツボはラジオの神様のシーンの「ホント」っていうセリフ。あのセリフ好きだなぁ。。。耳にずっと残ってる。
あとね、少年柴田もよかったね。なんか・・・ワッキーみたいな髪型で(爆)
ワイワイぼういずの時の衣装は、ずびずび。を思い出させました。髪型は大概だけど^^;

●林英世 ■シヅ江・ヨシエ
真逆に思えるキャラを演じ分けられた英世さん。でもでも、この二人には「ピュア」って共通点があると思うんです。
一途に松岡少尉を想い続けるシヅ江と、隠し事の出来ないヨシエ。ずっと26年間、カヲルを見守ったヨシエはシヅ江さんに通じる一途さと強さがあると思います。
しかしまぁ、ヨシエのあの衣装とメイクは素晴らしいですね。そして何より高知弁の素晴らしい事。名誉高知県人だけあります(笑)
イチゴロー君の話をしてるところもすごく好きですが、カヲルが電話している間の思いを巡らせている仕草がすごく好き。言うか言うまいか・・・どのタイミングで言うのか、どうしたらいいのか悩んでいるイライラが、素晴らしいです。(ちなみに、カヲルと出会った時の動きがオイラに似ていると思ってしまった。ってか、似てる・笑)
個人的には年を経たシズ江さんの姿がすごく好きですが、英世さんの熱い演技はやはり戦中の甲板シーンでしょう。

●酒井高揚 ■政本・高木・酔嬌師匠
おやっさんはホンマええ味出しますよね。どの役もごっつ好きですねん。政本くんの時のリーゼントにボンタンも決まってるし(笑)、酔嬌師匠の身のこなしもすごく好き。もちろん、高木さんの小狡さも。大楽の日の甲板シーン、「別れのうた」をみんなで歌うトコロでは、おやっさんの唸るような泣き声にとめどなく涙が出ました。
ちなみに、いつでもおやっさんの台詞にはジーンとくるものがあるのですが、今回は「親子は一世夫婦は二世。主従は三世、間男はよせぃ」の台詞がいいですよね。最後に「あんたもだよ、そらさん」と釘を刺すタイミングも良い♪

●木下政治 ■田中・ラジオ男・ダイ吉・村井少佐
いやはや、基本的にザ・木下って役どころでしたね。でも、村井少佐の様なピリッと恐い役もかっこいいんですよね。木下さん。(ずっとこの役では嫌ですが^^;)
学生シーンでは、マキノさん登場で見せ場が減っちゃって、何だかなぁ・・微妙って思っちゃいました。(マキノさんが出るのは嬉しいけれど、木下さんの見せ場が減るってのもなぁって^^;)
ラジオ男の時のゲップのタイミングとか、歓声のタイミングとか・・・もう!もう!素敵過ぎでしたね!


長くなってきたので、2回に分けちゃいましょう(ってか、2回で済むかな?3回になっちゃうかも!笑)
後半もお楽しみに!




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