ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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四天王寺異聞 堀越神社

2009-06-08 16:42:09 | ぶらり・・・旅
実は、四天王寺さんの境内から少しはなれたところに庚申堂があるのだ。
すごーく気になっていたんだけれど、この日は堀越さんへ行くと決めていたのだ。
なのでかなり近くにあったにもかかわらず、庚申さんを諦め堀越さんへ向かったオイラ。
庚申さんリベンジ、絶対致します。


天王寺公園のすぐ近く。茶臼山の裾に堀越さんは鎮座しております。

数年前に、たまたまネットで見つけたお守りを、ずっと頂きに行きたくって、でも、ぜんぜん行けずにいたところ。。。それが堀越神社だったのです。
何のお守りかと言いますと、転ばないお守りでございます。
何が何でもいただきたい!と思っていた理由の一つは、祖母が何度も転んでそのたびに骨折→手術を繰り返したから。(なら、すぐにもらいに行けよって突っ込みは無しね^^;)
もう一つがこのダジャレ♪
『こけざるの梅』
申年の梅には神が宿るといわれていて、その梅を使ったお守りなのですよ。
お守りのネーミング、申年の梅を使っている・・・猿~♪ってことで、いただくどー!って思っていたわけです(笑)
余談ですが、このテのダジャレお守りって多いですよね~☆言霊の国の発想だと思います。

んで、数年越しでようやく来たわけです。

この堀越さんも由緒ある古い神社でございます。
創建は四天王寺さんと同年代。第32代崇峻天皇の徳を偲んで建てられたんだとか。
境内の南側に昔は美しい堀があり、そこを越えてお参りするから堀越になったんだって。
オイラは知らなかったんだけど、大阪では堀越さんは一生に一度の願い事を聞き届けてくれる神様で有名なんだって。こりゃ、一生に一度の願い事が出来た時には、お願いに行かねば!
境内のご神木は、区画編成(?)で現位置へ移動させられた時、天がにわかに掻き曇り、そのことが新聞に載った事があるんだとか。
ご神木には菰が巻かれていますが、触ることが出来ます。(菰の下はコールタールみたいなので保護されている)
近くに行って、パワーをもらってくることが出来ますよん^^


本殿はこんな感じ。

小さな小ぢんまりした神社だけれど、とっても安らぐ空間です。
のんびり加減はかなりなもので、お守りとかね、本殿の前にずら~っと並べてあるのだ^^;
御用の方はポチっとな。の呼び鈴があり、押すと宮司さんが出てくるって寸法。
お留守の場合は、初穂料をお賽銭箱に入れておいてねって感じ(笑)
オイラはどうしようか迷ったけれど、宮司さんを呼んでお守りをいただきました。

これが念願の「こけざるの梅」であーる。

祖母、父、母、姪っ子、姉、義兄、オイラと7つも頂いてしまいました^^

四天王寺さん 後編

2009-06-08 16:08:30 | ぶらり・・・旅
御宝印を頂いた時、ずっとどこで買おうか迷っていた無地の御朱印帳をいただきました。
値段は1000円。どこのお寺さんでも置いている御朱印帳でしたが、なんとなく「今日が買うとき!」って感じたので^^

六時堂のお薬師さんは、暗くてあまりよく見えませんでした。
次々と回向をされる方が入って行ってて、なんだか活気(?)がありましたね。
お堂の前にあるおもかる地蔵様も持ち上げてみましたが、思ったほど重くなく・・・でも、思ったほど軽くない^^;これって、望みは叶うんだろうか?って感触(笑)

六時堂の次は亀井堂へ。
亀井堂って聞くと、瓦煎餅を思い出すオイラでございますが、この亀井堂は食べ物ではございません。
金堂の中心から沸きいずる白石玉出の水を引いて来ている井戸なのです。
あ、ちなみに井って、水が沸いている事を表してるんだって。

上の亀の口から零れてくるのが白石玉出の水です。
その水を下の亀が背に溜めて井となっているのです。

水を流し込んでいる亀さんはそんなに古いものではなく、もともとの亀井堂の亀井は下の亀さん。
こちらは創建当初からあったと考えられている、1300年以上の歳を経た亀さんなのです。(研究者がほとんどいらっしゃらないらしく、真偽は不明らしいですが)
回向を済ませた経木をこの水で洗い流すと、極楽往生が叶うそうです。
込み合っているときには御容赦願いますと書かれてましたが、時間のあるときには、一枚づつ経木を霊水に散らし、その様を楽しんでくださいとのこと。

オイラの親族やご先祖のものではないけれど、回向を済まされた方の経木を柄杓で散らし霊水をかける様を楽しませていただきました。
亀井堂の御本尊様は地蔵菩薩さまです。
黄泉路をきっと照らしてくださっているのでしょうね。

亀井堂の向かい側には、霊水に浸された魂の行く先、極楽浄土の庭がございます。
すごい!ちゃんと解りやすいところに極楽がある~(笑)


満開の紫陽花を通り抜け、辿り着くのは五智光院。
その右手側に広がるお庭が極楽浄土のお庭です。

薬師の滝の落ちる先は瑠璃光の池でございます。

季節ごとに、いろんな花が咲くようです。この日は黄色い花がわさわさ~っと咲いておりました。

浄土の池の蓮は、まだ少し先が見ごろのようです。
鯉も悠々と泳いでいて、時間の進み方が違うようです。

のんびりポテポテとお庭を散策し終え、亀遊嶋辯天堂をお参りし、再び太子殿の辺りに戻ってまいりました。
太子殿には二つの門がございます。一つが太子殿の入り口である虎ノ門。もう一つは、奥殿の前にある猫の門。
猫の門は奥殿にしまわれている経典を鼠から守っているんだとか。
左甚五郎作と伝えられていた門は焼失してしまっておりますが、今のにゃんこも可愛いですぞ。

携帯で近づくのはこれが限界^^;


こうして、ぐるり一周。
ざっくりと四天王寺さんをお参りしたのであります。
1,5,10円のお賽銭が途中で切れたため、100円を入れていってたら・・・驚くほど早くお金が減って行っててビビってしまった^^;(お堂の数と仏様がハンパナク多いのだ)
次回は、大量のジャリィを連れて行くことにする(笑)

荒陵山 四天王寺 第十六番

2009-06-08 15:17:46 | 西国薬師四十九霊場
6月6日土曜日快晴。
順調にお薬師さんの霊場巡りをしております。
この日は第16番霊場、四天王寺さんです。
夕陽丘側から天王寺へ向けて抜けるルートでお参りです。


西門の石の鳥居さんを抜けて境内に。
創建当初は木の鳥居さんでしたが、現在あるのは永仁2年(1294年)に作られた石の鳥居さんです。日本最古の石の鳥居の一つと言われております。
扁額には『釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心』と書かれております。ここは極楽への入り口ですよと言う意味らしい。
いざいざ。極楽への一歩でございます。


実は、意外と近くに住んでいるのに、四天王寺さんにちゃんとお参りするのは初めてのオイラです。
親戚のお葬式とかでは来ていたんですがね。
なので、先ずは中心伽藍の金堂へお参りに行かねばなりません。
中心伽藍は拝観料が必要です。

大阪大空襲で焼けてしまったので、現在あるのは鉄筋コンクリート造でございます。
でも、不謹慎ながらそのおかげで五重塔の中もお参りでき、塔の上まで登ることが出来ます。
かなり上るのはハード(目が回る・笑)ですが、天王寺界隈をずずぃっと見渡せて気持ちいいです。
御本尊様は救世観世音菩薩様です。文献には如意輪観音様のお名前もあったそうですが、やはり太子=救世観音だからでしょうかね?

竜神が浮かぶ井戸っちゅーのもあります。
四天王寺さんは都市の中心にありますが湧き水があるんです。
この龍の井戸は底なしで、龍が浮かんでくると伝えられているそうです。

暗くて見え難いけれど、浮かんでいるでそ?

中心伽藍をお参りし終えたら、次は沢山あるお堂にお参りせねば。
もちろん一番の目的、お薬師さんにお参りもしないといけませんからね。

龍の井戸でも書きましたが、とにかく湧き水があるんですよ、ココは。
なので手水なんかもこんな感じ。

ポンプっす。
普通はね、龍だったり竹だったりの口からちょろろ~っと水が流れていますでしょ?
四天王寺さんは、自分でくみ上げなければいけないんです!めっちゃエコッス。
でもね、この体験も楽しいです~^^

太子殿には太子2歳の姿の像があります。
奥殿には秘仏太子49歳の姿の像がいらっしゃいます。これは1月22日のみ公開されております。

太子殿近くにある、南鐘堂では鐘を撞くことが出来ます。
普通の鐘とちかっがて、垂れている綱を上下に引くとゴイ~ンとなるようになっております。同じように、北鐘堂でも鐘が撞けるようです。
オイラは南の方で、ゴイ~ンと鳴らしてきました。

中心伽藍参拝の後、オイラが目指している場所は『六時堂』という場所です。
その六時堂を目指す間に、こんな可愛いを見つけてしまいました。

多分、万灯院だったと思うんですが、お堂の前にビニールを被せた灯篭くらいの大きさのものがあって、その台座あたりに居たんですよね~^^
重いものを支えながら、めっちゃ孤独っぽいところに惹きつけられました。


閑話休題・・・

小さい頃ね、亀を飼っておりました。
名前はヒューリィ。呼ぶときは、ヒューと呼んでおりました。
察しのよい人なら気付いたかも知れません。
ハイ。キャンディキャンディのパティが飼っていた亀の名前を頂きました。(命名したのは母)
ペットショップで購入したミシシッピーアカミミガメ。通称、ミドリガメだったんですが。
何年くらい飼ってたんだろう?
30×100cmくらいの水槽が手狭になった頃に、こんな狭いところで飼うのは可哀相・・・って事で、四天王寺さんの亀の池に父が放しに行きました。


さぁ、話を戻します。

目指す六時堂の目の前にあるのが、歌でも有名な『四天王寺の亀の池』でございます。

知ってます?
♪天王寺の蓮池に 亀が甲を干す ハゼ食べる 印度鐘ゴンと鳴りゃ ゴゴンがゴン♪(歌詞がうろ覚えだったりするけど)
石舞台を通る時に呼んでみました。
「ヒュー」
すると・・・にゅっと顔を出したんです!!



その辺り一帯の亀が全部^^;

ヒューは増殖していたようです。


ほぼ境内を一周して、ようやく六時堂に到着(笑)
御宝印を頂き、お薬師さんにおまいりをし、ようやく本日の最目的を果たしたのでありました。


長くなったので、四天王寺さんの後半はまた後程^^