ういーくえんど・なちゅらりすと

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ヤブヤンマ

2013-01-08 11:22:51 | トンボ
細流を突き詰めていくと、小さな滝に行き着いた。
なんとか登れそうだが、降りるのは厳しそうだ。
ちょっと悩んで、滑る岩場を少々肝を冷やしながら登った・・・
その上流でたいした成果もなく、下ってきたもののやはりここを降りるのはリスクが高い。
仕方なく生い茂る薮に突入した。
相当昔に放棄された休耕田のようで、なんとなく道の痕跡が残っている。
夏場は絶対に通れないなと思いながら突進していくと、コンクリートでできた水溜があった。
これは・・・


網を入れると期待通り。
ヤブヤンマのヤゴがいくつも入ってきた。
ヤブヤンマは大きなヤンマのくせに小さな水辺が好き。
おまけに落ち葉などがたまってかなり有機物に富んだ場所が好きという変わった奴だ。
夏に来たらヤブヤンマの乱舞が見られるかもしれない。
ただ、ここまでやってくるのは大変すぎるかもしれない・・・

オニヤンマ

2013-01-08 11:22:05 | トンボ
オニヤンマは日本最大のトンボ。
もちろんヤゴも大きい。
かなりの迫力がある。


三浦半島でトンボを探してみて、意外に少ないなと感じたのがオニヤンマだった。
場所によっては邪魔なくらい飛んでくるオニヤンマが本当に少ない。
ただ、ヤゴを探してみるとそうでもなかった。
ヤゴを主にすくったのは、夏場は薮がひどくてなかなか入りにくそうな細流ばかり。
なるほど。
今年の夏はもう少し山の中に分け入らないといけないかと思案中。

カワ+ハグロ

2013-01-08 11:21:16 | トンボ
この季節、ヤゴをすくってみると種類によって成長段階に相当な差があることがわかる。
右側のアサヒナカワトンボはすでに終齢。
それに対して左側のハグロトンボはまだまだ羽化には遠い。


羽化時期がアサヒナカワは4月中旬から、ハグロは5月下旬頃からという違いなのだが、こうやって比べてみると昆虫にとっての1ヶ月というのは相当な違いなのだと改めて思う。
そもそも自宅近くの川でヤゴを探してみると、アサヒナカワトンボとハグロトンボが混生している場所が多い。
これも実はちょっと驚き。
河川の規模が小さいから、といってしまえばそれまでなのだろうが、羽化時期に差があることで意外に問題ないのかもしれない。

ホタルトビケラ

2013-01-08 11:20:39 | その他の昆虫
普通は晩秋に見られる種類なのだが、年末にまだ元気な個体がいた。
ホタルトビケラは最近あまり見かけなくなったように思う。


ホタルなんとかと名がつく昆虫はいくつもあるが、どれもそのネーミングには首を傾げることが多い。
もちろん光るわけでもないし、そもそも赤と黒の配色がホタルと言われても、である。
名付けた人はよほどホタルが好きだったのだろうか・・・

ヤマトクロスジヘビトンボ

2013-01-08 11:18:27 | その他の昆虫
孫太郎虫。
昔から民間薬として利用されたり、地方によっては食用だったり。
いずれにしてもこの厳つい奴をよく口にしたものだと思う。


トンボとは名がついているものの、全く違う仲間であることはこの幼虫をみれば容易にわかる。
かなり強力なアゴを持っていて、噛まれるとかなり痛い。
おまけに小さなヤゴと一緒のケースに入れておくと、しばしば食べてしまう。
だから捕獲するのはちょっと躊躇するのだが、独特の怪物スタイルは嫌いではない。

近い仲間のセンブリはこの写真の真ん中の赤茶色の奴。
横の平たいのがダビドサナエ、細長いのがコシボソヤンマである。
ちなみに詳細なセンブリの種類は不明。


年末の凍てつく寒さの中、自宅近くの川で。