次なる獲物、メガネサナエを求めて湖に出た。
初夏、湖岸ではメガネサナエの羽化が見られる。
ところが繁殖期には湖畔ではほとんど見られない。
ということは、成虫は流入河川に移動しているのではないか、という推測は容易だ。
私も以前、弟子とともに流入河川上流部でチャレンジしたのだが、その時は遠くメスを1匹見つけたのみ。
何かが違う。
その後、情報を収集してみると、どうもずいぶんと私が思い違いをしていた可能性が浮上した。
この湖でのメガネサナエの写真はコンクリートに静止するものばかり。
もっと下流なのか。
湖岸近くに車を止め、目星を付けた川沿いを歩く。
両岸はきっちりと護岸され、中州などもなく植物もごくわずか。
ゆるやかに流れる水質はいいようで、すんだ水に魚影が踊る。
本当にこんな場所なのか。
疑心暗鬼になりつつ歩いていくと・・・いた。
護岸に設けられた犬走りの上。
間違いない、メガネサナエだ。
上からでは遠い。
慌てて降りるタラップを探し、狭いコンクリの上を慎重に歩いていくと、ふわりと舞い上がって上へ。
必死によじ登って遠くから一枚写してさあこれからと思う間もなく、あっさり舞い上がって消えてしまった。
これは相当敏感、厄介な予感。
それでもさらに上流に歩いていくとだんだん数が増えてきた。
川面を飛び回る個体もちらほら。
本当にこんなところで繁殖していたのか。
驚きつつも見つけるたび、狭い犬走に降りて接近を試みるのだが、足場が狭くて隠れるものもなく、ろくに近づけないうちに皆飛んでしまう。
必死になって狙っていると、ようやく動作の鈍い個体が現れた。
胸の横にはシミがある。
もう老熟して鈍くなっているようだが、この際何でもいい。
ようやく納得のいくアップで写すことができた。
いずれはもっと雰囲気のある写真を撮りたいものだが、今はこれで良しとしよう。
初夏、湖岸ではメガネサナエの羽化が見られる。
ところが繁殖期には湖畔ではほとんど見られない。
ということは、成虫は流入河川に移動しているのではないか、という推測は容易だ。
私も以前、弟子とともに流入河川上流部でチャレンジしたのだが、その時は遠くメスを1匹見つけたのみ。
何かが違う。
その後、情報を収集してみると、どうもずいぶんと私が思い違いをしていた可能性が浮上した。
この湖でのメガネサナエの写真はコンクリートに静止するものばかり。
もっと下流なのか。
湖岸近くに車を止め、目星を付けた川沿いを歩く。
両岸はきっちりと護岸され、中州などもなく植物もごくわずか。
ゆるやかに流れる水質はいいようで、すんだ水に魚影が踊る。
本当にこんな場所なのか。
疑心暗鬼になりつつ歩いていくと・・・いた。
護岸に設けられた犬走りの上。
間違いない、メガネサナエだ。
上からでは遠い。
慌てて降りるタラップを探し、狭いコンクリの上を慎重に歩いていくと、ふわりと舞い上がって上へ。
必死によじ登って遠くから一枚写してさあこれからと思う間もなく、あっさり舞い上がって消えてしまった。
これは相当敏感、厄介な予感。
それでもさらに上流に歩いていくとだんだん数が増えてきた。
川面を飛び回る個体もちらほら。
本当にこんなところで繁殖していたのか。
驚きつつも見つけるたび、狭い犬走に降りて接近を試みるのだが、足場が狭くて隠れるものもなく、ろくに近づけないうちに皆飛んでしまう。
必死になって狙っていると、ようやく動作の鈍い個体が現れた。
胸の横にはシミがある。
もう老熟して鈍くなっているようだが、この際何でもいい。
ようやく納得のいくアップで写すことができた。
いずれはもっと雰囲気のある写真を撮りたいものだが、今はこれで良しとしよう。