ういーくえんど・なちゅらりすと

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ヤマトマダラバッタ

2011-09-26 15:58:38 | バッタ
砂浜というのは独特な環境だ。
低い草と砂がどこまでも続く。
もっとも最近はそんな砂浜はなかなかお目にかかれなくなってしまったが。

そんな砂浜が好きなバッタがいる。
ヤマトマダラバッタという。
私の地元、神奈川ではすでに絶滅して久しい。
そんなバッタを求めて、東京湾を渡った。

砂浜についたのは昼過ぎだった。
強烈な日差しにくらくらしつつ、草と砂の入り交じるあたりを歩いていくと、早速現れた。
独特の砂っぽい模様、ヤマトマダラバッタに間違いない。

しかし、暑い。
真夏の日差しのように、砂も焼けている。
長靴の中のつま先や地面についた膝がすぐに痛いほどに熱くなる。
ほぼ我慢大会状態。
それにしてもこんな場所でよく元気な連中だな、と思ったらどうやらよく見ていると違うようだ。

飛び立ったヤマトマダラバッタ、砂の上に着地すると慌てて歩き始める。
そして草の上や日陰に入り込んで一休み。

中には私の足に登ってくるものや、撮影している影の中に入ってきて一息つく奴まで。
砂の上でやせ我慢しているような奴でも、よく見ると無茶苦茶つま先立ちだったり、交互に脚を持ち上げて熱さを防いでいたり。
やっぱり砂浜のバッタでも暑いときには暑いらしい。

私は片足でやせ我慢というわけにもいかず、耐えきれなくなって波打ち際へ。
波の冷たさが長靴の上からでも心地よかった。