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ビスフォスフォネート服用中の患者さんの抜歯への注意

2007-12-02 | 骨転移
~転載依頼により掲載~

「紹介:注意喚起①」ビスフォスフォネート服用中の骨粗鬆症の
患者さんの抜歯は、顎骨壊死&骨髄炎を起こす可能性が有る!
皆さんすでに良くご存知かと思いますが、ビスフォスフォネート系薬剤の危険性について注意喚起のメール①です。
ブログ紹介:「紹介」歯科と整形外科での、骨粗鬆症の患者さんに「ビスフォス
フォネートと顎骨壊死の問題」
http://ubm46671.at.webry.info/200711/article_220.html
ブログ紹介:
「紹介」2007年11月現在:顎骨壊死&骨髄炎の発生報告数!
http://ubm46671.at.webry.info/200711/article_221.html

「紹介」歯科と整形外科での、骨粗鬆症の患者さんに「ビスフォスフォネートと顎骨壊死の問題」について、サイトリンクを纏めました。
骨粗鬆症の患者さんに「ビスフォスフォネートと顎骨壊死の問題は「発生率は、少ないのでしょ」・「使わない薬剤だから、関係ない」と思った先生、危険です。
この告知は、 骨粗鬆症の患者さんに、簡単な抜歯を、普通に抜歯したら、医療訴訟になる危険性があるという内容です。
①「ビスフォスフォネートと顎骨壊死」についての告知
http://www.hotetsu.com/j/koushin/Bisphosphonate.pdf
②骨粗しょう症の患者と抜歯後の難治性骨髄炎について
http://docs.google.com/TeamPresent?docid=dccfxbh3_176ddnc
③ここは 唐津東松浦歯科医師会 医療管理学術委員会
BP系薬剤(ビスホスホネート)関連資料 スタートページです
http://www2.saganet.ne.jp/goro/khda/BP.html
④平成19年10月12日:「BP系薬剤と顎骨壊死」についての唐津東松浦歯科医師会での勉強会 
http://www2.saganet.ne.jp/goro/khda/study.html
⑤1658.pdf(米口腔内科学会論文/症例写真あり)
http://jada.ada.org/cgi/content/abstract/136/12/1658
⑥参考:米MerckのFosamaxの説明文書(PLUS D 70mg)
http://www.fosamax.com/alendronate_sodium/fosamax/hcp/index.jsp
⑦ビスフォスフォネート説明同意書ひな形(ADA)
Obtaining Informed Consent Relating to Risks Associated with Oral Bisphosphonate Use
http://www.ada.org/prof/resources/topics/topics_osteonecrosis_consent.pdf
⑧BP系薬剤と顎骨壊死での問題の集団訴訟ページ(米国)
(下記以外にも「Lawsuit bisphosphonates」の検索で多数のサイトがヒットする)
Fosamax Lawyer and Attorneys
 Fosamax information and legal guide
http://www.resource4fosamaxinfo.com/index.php
⑨FDA Alerts: Fosamax, Aredia, Zometa
http://www.resource4fosamaxinfo.com/topics/fdaalerts-fosamax-aredia-zometa.html
⑩Fosamax injury: Who is responsible? Actonel injury, lawsuit
http://www.monheit.com/fosamax/responsible.asp
⑪骨粗鬆症治療に関する付帯状況説明
骨粗鬆症学会のガイドラインが2006に大きく改訂
(日経メディカル抜粋)MLリソース:骨粗鬆症 から
http://www.medmk.com/mm/add/mp_osteoporosis.htm
⑫カナダ歯科医師会:2007.06_コンセンサス・カンファレンス
A Review of Bisphosphonate-Associated Osteonecrosis of the Jaws and Its Management
http://www.cda-adc.ca/jcda/vol-73/issue-5/417.html
⑬ビスフォスフォネート剤についての唐津東松浦歯科医師会
地区歯・行動要件
http://www2.saganet.ne.jp/goro/khda/option.html
⑭唐津東松浦歯科医師会での第1回勉強会の参考資料と原文へのリンク(これに準拠して進行)
http://www2.saganet.ne.jp/goro/khda/link_table.html
⑫ビスフォスフォネート説明同意書
http://wiki.livedoor.jp/mxe05064/d/%a5%d3%a5%b9%a5%d5%a5%a9%a5%b9%a5%d5%a5%a9%a5%cd%a1%bc%a5%c8%c0%e2%cc%c0%c6%b1%b0%d5%bd%f1

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2 コメント

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いつも貴重な情報を (くぅたろう)
2007-12-03 17:49:37
個人的には骨粗鬆症には興味があります。
まずは体の中での骨密度の分布に個人差があること、骨の代謝が人により違うこと、遺伝も関係するだろうなど、興味津々です。
でも、内科医ですから治療することは普通ありません。
そうした興味深く、奥も深い疾患にも関わらず、あまりにも安易に薬が選択されている現状には少し違和感を持たないでもありません。
(何年薬を飲もうが、怪我で2週間臥床しようものならば水の泡ですからそうした転倒予防の注意を受けていると思いきや、案外きちんとした指導を受けていないことも多い。治療を受ける方は年齢が年齢なので懇切丁寧に毎回指導することが重要なのです)

そうした私の個人的なぼやきはさておき、顎骨骨髄炎という大変難しい病気がクローズアップされることは大変意義あることと思います。

存じあげなかったのですが、リンク先を見ると普通の骨髄炎ですら治りにくいのにBP製剤の骨壊死はそれどころではないとか。大変重要なことなので、私も気を配りたいと思います。ありがとうございました。
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本当にー ()
2007-12-03 21:43:39
>あまりにも安易に薬が選択されている現状には少し違和感を持たないでもありません。

骨転移ならまだしも、Ott先生のサイトでも同じように骨粗鬆症にBP剤までは勧められないように書かれていました。

>何年薬を飲もうが、怪我で2週間臥床しようものならば水の泡・・・懇切丁寧に毎回指導することが重要なのです)

本当に、われわれは何においても安直に薬(対症療法)に頼りすぎ、本来は時間をかけて養生したり生活の改善が基本と思います。
骨粗鬆症について言えば、日本人は欧米人よりカルシウム摂取が低いにもかかわらず骨折が少ないそうですね。

顎骨のリスクから、みなさんBP剤(経口もやはりだめみたいで)以外の骨転移の薬を欲してるようです。先のdenosmabなどが期待されます。
以下のteriparatideは癌にはだめみたいです。
http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/news/fullstory_57601.html

有用な情報をいただいた歯科医師さんにはお礼申し上げます。
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