国立衛生研究所(NIH)は、ピアレビュー医学雑誌に掲載されるNIH出資のすべての研究論文を4月からPubMed Centralで無料公
開する方針を明らかにした。
PubMed Central
一般の人々、医療従事者、教育者、研究者、他に向けて、すべてを公
開することは科学の進歩および人類の健康に貢献するものである。
300以上の科学誌が賛同しており、その中には12ヶ月以内の差し止め期間
が設定されるものもある。
NCI原文
開する方針を明らかにした。
PubMed Central
一般の人々、医療従事者、教育者、研究者、他に向けて、すべてを公
開することは科学の進歩および人類の健康に貢献するものである。
300以上の科学誌が賛同しており、その中には12ヶ月以内の差し止め期間
が設定されるものもある。
NCI原文
私は溺死かな~。自信ないです。
でも、お忙しい専門家の方々には時間が圧倒的に不足のこととお察しします。
実は、もっと発展性があることとして、従来は学会、もしくは当該雑誌内で限定された領域の人たちだけが議論していたことが、もっとオープンに議論できるようになる可能性があることです。具体的に言えば、ある臨床試験結果について解析方法や解釈が問題がある場合など、具体的なデータ提示がなければ、どこが問題なのか論文を読めない人には伝わりません。『学会内部での議論』に終始する場合だって多々あります。もし、PubMedでの抄録しか表に出ないということで、わざと肝心の点をぼかしたり、論点をずらしたりしても、論文がオープンとなる傾向が出れば、恥ずかしくてそんなことは出来なくなるでしょうし、ましてや、著名な施設の名前を背負った論文であれば、なおさら、恥ずかしいことはできなくなると思います。
インパクトファクターの高い雑誌でも、EDITORIALで酷評されるような論文も最近目立ちます。雑誌のクオリティーを高めるきっかけになれば、定期購読者の私たちにとっても恩恵があると思います。でも、正直言えば、無茶高い学会費を払って読んでいる雑誌が、無料で閲覧できるというのは、ちょっぴり悔しい気もする私は貧乏人です(^^;)。
「Freedom of Information」の原則も大きな要因でしょう。
>従来は学会、もしくは当該雑誌内で限定された領域の人たちだけが議論していたことが、もっとオープンに議論できるようになる可能性があることです。
根拠となる論文の共有は、医療者同士のみならず、意義は大きいと思います。
いつも論文をお読みのちゃしば先生にも、もっと追い打ちかけますか。
ともあれ、すべて英語です・・