膵臓癌の化学療法に、一般的に使用される喘息薬クロモリン[Cromolyn]を併用すると3倍腫瘍増殖が遅くなることが、MDアンダーソンの研究者らによって、マウスの実験で明らかになったとJournal of the National Cancer Institute誌12月20日号で報告された。何もしないマウスに対し、ゲムシタビン単独では70%、ゲムシタビン+クロモリンでは、85%腫瘍の増殖を低下させた。
クロモリンは特許切れの広く利用されている薬剤である。なぜ効果を示すのかはわかっていないが、特定のタンパクと結合して腫瘍増殖、生存、転移を刺激する受容体を塞ぐと考えられるが、アレルギーと癌の共通性はいまのところ未知である。
Logsdon氏は、腫瘍増殖と転移促進因子を発見し、その抑制因子であるS100P遺伝子クロモリンを特定した。
MDアンダーソン原文記事
クロモリンは特許切れの広く利用されている薬剤である。なぜ効果を示すのかはわかっていないが、特定のタンパクと結合して腫瘍増殖、生存、転移を刺激する受容体を塞ぐと考えられるが、アレルギーと癌の共通性はいまのところ未知である。
Logsdon氏は、腫瘍増殖と転移促進因子を発見し、その抑制因子であるS100P遺伝子クロモリンを特定した。
MDアンダーソン原文記事
インターロイキンがらみなのですかねえ。
関係ないけど、私も3、4歳のときにスピンヘラー(インタールの粉を吸入します)のお世話になりました。
ちょっとカッコイイから得意気にやってました。
最近押し寄せてくる癌の因子の発見が、こういった治療につながるのだなあという感想です。まだ、動物実験ですが。
>私も3、4歳のときにスピンヘラー(インタールの粉を吸入します)
映画でよく見るやつですね。3歳にしてKu先生、クールな感覚をお持ちですね。(笑