子宮頸癌生存者は後の発癌リスクが増加することがJournal of the National Cancer Institute誌11月7日号に発表された。「子宮頸癌生存者において後の2次発癌の増加は以前から報告されていたが、非常に長期の生存者における全体および臓器別リスクは明らかではなかった。」
研究では、104,760人の子宮頸癌生存者において40年以上にわたって追跡調査された。全解析で、生存者は一般の人々に比べて癌に罹患する割合が30%高かった。放射線治療を受けた者も受けなかった者も、ヒトパピローマウィルス(HPV)と喫煙関連癌の発症が高かった。
放射線治療を受けた生存者では、結腸、直腸、肛門、膀胱、卵巣、生殖器など近接する臓器の2次癌が多くみられたが、放射線治療を受けなかった者にはこれらの癌の増加はみられなかった。50歳未満で子宮頸癌の診断を受けた患者は2次発癌のリスクがより高かった。子宮頸癌長期生存者において検診および定期的な経過観察の重要性を強調するものである。
ロイター
研究では、104,760人の子宮頸癌生存者において40年以上にわたって追跡調査された。全解析で、生存者は一般の人々に比べて癌に罹患する割合が30%高かった。放射線治療を受けた者も受けなかった者も、ヒトパピローマウィルス(HPV)と喫煙関連癌の発症が高かった。
放射線治療を受けた生存者では、結腸、直腸、肛門、膀胱、卵巣、生殖器など近接する臓器の2次癌が多くみられたが、放射線治療を受けなかった者にはこれらの癌の増加はみられなかった。50歳未満で子宮頸癌の診断を受けた患者は2次発癌のリスクがより高かった。子宮頸癌長期生存者において検診および定期的な経過観察の重要性を強調するものである。
ロイター
新たに放射線治療を選択肢として加えたのが新しいそうなんですが。
今は放射線を目的とする部位に正確に照射することが出来るようになったので、近接する臓器の二次癌はもっと少なくなると予想できますね。
どうも、子宮頸癌2期あたりに対する世界標準治療の放射線治療が日本ではオプションであるのが専門家のご不満のようです。(うちの専門医の先生ではありませんが~)しかし、放射線科医が少ないので、日本では皆に治療機会があるわけでもないですよね。
(手前味噌ですが・・(^^ゞ
http://cancerit-nnozomi.blog.drecom.jp/)
放射線もいろんな問題を孕んでいるようです。
私がうだうだ言ってもなんですので、ここらへんは管理人さんのほうがうまく伝えられるのではなんて思ったりしてますけど。
抗癌剤と違い、IMRT、小線源、粒子線やトモセラピーとか、放射線については新しい治療ほど、不鮮明なままに受け入れられているようなので、いずれは明解なコンセンサスに到達してほしいです。
でも、前立腺癌などもおそらく同様なのでしょうし、、40歳で治療を受けたとして、80歳で2次発癌、、ということなら、許せるかなぁと思うです・・
そういった2次発癌の認識ももった上で治療を受けましょう。抗癌剤だって発癌物質でもありますし、癌をやっつけるための必要悪でもあるんですよね。。
少しでも副作用の少ない、患者に優しい治療としてCFIMRT、期待していますー!
でも、いつの時代でも変わらないものがあります。それは、自ら納得のいく医療を選び、受けること。そして、治療を選択する際には(治療を受けないというオプションも含めて)さんざん悩んでもいいですけど、一旦自ら選択した道は世界で最高の医療だと考えることだと思います。反省し、検討するのは医療者側の責務でしょう。
ちなみに、私は収益を上げるためではなく、専門家の目からみて納得して自分に対してでも施行したい治療を練成することこそ医療者が目指すべきものだと思っています。
大学病院などでも対向2門が多いと聞きましたが、CFIMRTは、ほぼどの装置でも簡単に施行できるということなので、患者からお願いされるかも~ですね。