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がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

乳癌: 脳転移、Oncotype DX検査、E7389

2005-12-28 | 乳癌
サン・アントニオ乳癌シンポジウムから。 【Her2と脳転移】 Her2の過剰発現した乳癌は、そうでない乳癌に比べて2倍脳転移リスクが高い。100人の脳転移がみられた女性のうち60人を評価、Her2陽性患者は57%(うちエストロゲン受容体陽性22%、陰性35%)であった。Her2陽性乳癌は乳癌全体のおよそ20~25%で、半数以上の患者が脳転移を発症していた。SABCS Abstract#4086 . . . 本文を読む

乳癌とエストロゲン、プロゲステロン

2005-12-16 | 乳癌
乳癌とエストロゲン エストロゲン受容体陽性乳癌は女性ホルモンのエストロゲンに依存して生存する。そのためこのタイプの乳癌治療はタモキシフェン、Fulvestrant、アロマターゼ阻害剤などの投与によってエストロゲンを阻害させると癌細胞はアポトーシスを起こし自ら死滅する。エストロゲン陽性乳癌にはこのホルモン療法が非常に効力を発揮するが、時間とともに、癌細胞は適応し、ホルモン療法が効かなくなる。Fox . . . 本文を読む

乳癌治療パクリタキセルとドセタキセルの有効性は同等

2005-12-12 | 乳癌
「抗癌剤ヘルプデスク」のtry2live4uさんよりアドバイスいただいたE1199の結果です。日本語全文訳は少々お待ちください。 ーNCI臨床試験結果ー 乳癌の二つのタイプの治療は同等の有効性 (Posted: 12/08/2005) 2つの投与スケジュールでパクリタキセルとドセタキセルの有効性を比較した臨床試験結果は投与スケジュールに関わらず、ステージⅡ、Ⅲおよび手術可能な乳癌患者において同等 . . . 本文を読む

ハーセプチン早期乳癌への反論

2005-11-28 | 乳癌
New England Journal of Medicineでの2つの論文とEditorialに掲載のハーセプチン(トラスツズマブ)の早期限局性乳癌の有効性の発表に疑問を投げかけるEditorial(論説)がLanset11月号に掲載された。これまでハーセプチンはHer-2陽性の転移進行乳癌の治療に、すでに治療を受けた患者、またはタキソールとの併用初期治療として承認されているが、今回3つのランダ . . . 本文を読む

脊椎傍(せきついぼう)ブロック 麻酔で乳癌手術

2005-11-09 | 乳癌
Paravertibral block(脊椎傍(せきついぼう)ブロック)麻酔によって乳癌の腫瘍摘出日帰り手術が可能になり始めている。この麻酔技術はDuke大学で開発された。Duke Univ.記事 胸部の手術は術中術後の疼痛管理が難しく(tricky)、これまでの全身麻酔での乳癌手術は大部分で術後の痛み、嘔気、嘔吐がみられる。この新麻酔技術は局所麻酔を手術後12時間という長い時間可能にし、嘔気その . . . 本文を読む

HER-2neu抗原の癌ワクチン

2005-11-07 | 乳癌
M.Dアンダーソン・キャンサー・センターの報告によると、HER-2neuを抗原とした癌ワクチンがリンパ節転移を有する局所乳癌患者の再発を低下させた。HER-2neuは、EGF受容体の1つで乳癌、卵巣癌、前立腺癌、非小細胞癌、大腸癌などで過剰発現がみられる。この癌ワクチンはHER-2neu腫瘍抗原に対して免疫反応を得るもので、HER-2neu蛋白質由来の抗原性ペプチドE75とGM-CSF(顆粒球マク . . . 本文を読む

進行乳癌ドセタキセルがパクリタキセルに優る

2005-09-30 | 乳癌
J Clin Oncol 2005;24:5542-5551によると、オープンラベル試験で、3週間毎ドセタキセル(タキソテール)100mg/㎡(中央値6サイクル)とパクリタキセル(タキソール)175mg/㎡(中央値4サイクル)にランダムに分けられた。両群とも、治療の終了の主な理由は病気の進行であったが、パクリタキセル75%に比べドセタキセル患者は47%と有意に少なかった。ITT解析によると、ドセタ . . . 本文を読む

ハーセプチン治療とHer2検査法

2005-07-18 | 乳癌
悪性度の高い癌であったHer2陽性乳癌の標準治療はハーセプチンによって大きく変わった。進行乳癌への承認のみであったハーセプチンは現在早期乳癌にも使用されている。 Her2陽性乳癌は、乳癌患者の25~30%にみられ、腫瘍のHer2遺伝子コピーが過剰な癌である。化学療法後すぐに再発するため、他のタイプの乳癌と比べ、平均生存期間は半分以下であった。ハーセプチンはその乳癌の常識を変えた画期的な治療である。 . . . 本文を読む

ハーセプチンに奏効しない乳癌に新薬 lapatinib

2005-06-29 | 乳癌
Her-2受容体をブロックするハーセプチン(trastuzumab)はHer-2陽性乳癌のファーストライン薬である。しかし、Her-2の過剰発現が見られる乳癌の中で3分の1がハーセプチンに反応しない。 Lapatinibは経口で試験中のHer-2とEGFRの2つの増殖因子を阻害する2重作用薬で、一つのターゲットのみの薬剤よりも大きな効果が期待される。ハーセプチンを含むいくつかの化学療法が奏効しなか . . . 本文を読む

乳癌 Evista(Raloxifene)子宮内膜癌予防(ASCO報告)

2005-06-08 | 乳癌
骨粗しょう症治療にEvistaを服用していた女性はそうでない女性に比べ子宮内膜癌になる率が50%減少したとペンシルバニア大Abramsonキャンサーセンターが発表した。Evistaは、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)で、エストロゲン様の作用をもち、骨粗しょう症の治療薬として使用される。通常乳癌にはエストロゲンが促進物質となるが、SERMは、乳癌組織においてこのエストロゲン受容体を . . . 本文を読む