相変らず暑い日が続いています。
それでも、商業施設や電車内はとても涼しいですね。
体が疲れているときは、電車で郊外へ遊びに行ったり、のんびり喫茶店で本を読んだり、映画を観たり、そんな過ごし方もいいものです。
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曇りの予報。
日曜日の早朝4時半に家を出て、念願だった「雲取山」へ行ってきました。
標高2017mの東京最高峰の山はここ数年の落石の影響で、日帰り登山は厳しいとの話を聞いていました。
しかし、日の長いこの時期だからこそ!チャレンジできるのでは?と、
山の友人とずっとあたためてきた企画でした。
今回は鴨沢から乗越まで車で上がり、さらに小袖集落まで私の車で行ってみました。
やはりこんな時は小さな車が思いのほか役に立ちます。
駐車場がないので、集落にある1軒から出てきてくれたおばさんに、
路上へ止める場所の許可を頂き、心置きなく出発する事が出来ました。
スタート7時。
集落からまずは一気に登山道へ。
そこからは緩やかな登りが続きます。
曇りだというのに、高い湿度で汗が吹き出てきます。
今回は1リットルちょっとの水分を持ちましたが少し不安に…。
1時間歩き1度目の休憩を入れつつ、七ツ石山への分岐点で
「ブナ坂は落石の為、出来れば七ツ石小屋方面へ」というような文字が
書いてあります。
降りてきた若い女性2人に聞くと、ブナ坂は通っていないとのこと。
ちょっと心配だったので、遠回りになるが七ツ石山から行く事に。
眺めの良い山小屋では冷たい無料の水を存分に頂く事ができ、ペットボトルにも頂き、
寄って正解!と思いました。
ちょうどここで2時間。
植林された杉林が多い中、途中からブナの原生林が続き、尾根に出るとここからは気持ちの良い登山道が永遠と続きます。
ほぼ3時間で奥多摩小屋までくると「あとちょっと!」なんて…甘かった。
開けた上り下りが続き、虫が増え、追い払えども人の周りに虫の塊が出来るほどのしつこさ…。
1900mを越えてるためか、少しの登りも1歩1歩に足も鈍る。
遠くに見える頂上の非難小屋!!!
なんだかんだと4時間かかった登りでした。
それにしても虫が凄い…落ち着いて頂上を楽しむ事もままならない状態。
天気が良ければ富士山も見えるが、このガスでは何もみえず…歓迎してくれるのは虫たちだけ。
これじゃ、お昼も食べられないと少し下って、風の吹き抜ける場所で頂く事に♪
食べ始めた途端に虫が寄ってきた。
ぜんぜん楽しめない…これからの山はどうしても虫との戦いになる。
そそくさと撤退することに。
(それでも30分以上は楽しんだかな?)
下山スタートは12時10分。
来た道を戻るだけなのに、すでに4時間歩いた足には疲れの色も見え始めた。
楽しませてくれる花々や景色。
時たま吹く、冷たい風。
↑可愛い「サラサドウダン」(更紗灯台)
途中、行きで避けてきたブナ坂には何の注意書きも無かったので、そのまま行ってみる事に。
な~んにも落石なんてなく、きっと山小屋の人が来て欲しくて書いたんだろう!ということが判明。
永遠と下る下る下る…。
そろそろ小袖集落への下る道があるはず…との予想時間を越えてもその道は見つからず。
私は登り始めの記憶がほとんどなく、友人の記憶に頼りっぱなしに。
(これはほんとに反省した…1人ではどこにも行けなくなってしまう)
それにしても彼の記憶力は凄い!
無事に車まで戻る事が出来た♪
朝お世話になったおばさんに挨拶をして、お水を頂き…大きな駐車場まで無事に下山!
ほぼ8時間強の行動時間。
念願の雲取山へのピストン!
お付き合い頂き、ありがとうございました!
・・・
気がつくと左まぶたに違和感が…鏡を見ると腫れ始めていた。
どうもブヨに刺されたらしい。
帰宅道中、ますます腫れ続けるまぶた。
今夜は友人宅でのパーティーがあるのに!