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カンボジア…光と陰(26)

2013-07-15 | 旅-ベトナム・カンボジア
うだるような暑さが続きますね…。
3連休いかがお過ごしですか?

先日、散歩をしていたら目の前に突然現れた黒い物体!
よく見ると芋虫でした…なんと20㎝もあった。。。

連休最終日本日15日に河津浜で花火大会が行われます。
19時半~1500発だそうです。
ぜひお近くにお越しの際は見に行ってくださいね。


***


宿の朝食を6時半~いただいて、7時半に出発。
G君を迎えにオールドマーケット近くのゲストハウへ向かう。
これが意外とわかり難い場所にあって、ちょっと探してしまった。  

今日向かう遺跡はベンメリアといい、シェムリアプから東へ55㎞ほど離れた場所にある。
ほとんど修復されないまま現存し、自由に観光することができる貴重な遺跡だ。

トゥクトゥク2台で町からしばらく舗装された道路が続き、途中からは土ぼこりの中を永延と走り続けることになった。
その土ぼこりが茶色ではなく褐色であるのが、なんとも特徴的である。
赤い煙を撒き散らし、細い道をジャングルの中走り続ける。



小さな村や高床式の住居など生活風景を撮りたかったのだが、あまりの揺れにカメラを構えることが出来ない。
まして、隣に座っていたN氏の一眼レフは砂と揺れに耐えるためずっと両手で抱えていなければならなかったのだ。

2時間弱で遺跡に程近いチケットブースに到着。
アンコール遺跡群の入場券は必要ないが、ベンメリア独自の入場料として5ドルが必要だった。
ここはトイレもかなりの数が設置されており、観光バスで来る人が多いことが分かる。
完全なる個人旅行でアンコール遺跡群を見て回るのは案外非効率的なのかもしれないな…。

そこからすぐにベンメリアの入口があった。
とりあえず、2時間後にこの辺りで…という約束をして各自自由に見て回ることにした。

さっそく出会ったのが子供たちの笑顔!
なんだか、写真慣れしているのかポーズも決まっていた。



遺跡までのテラスにはナーガがたくさん存在していた。
それも意外と美しいまま残っている。



遺跡の入口…?ここから入るのかな?
なにせ崩れたままの石がゴロゴロしている…。



これを登って入る勇気がまだなかったので、周壁にそって歩いてみることにした。
いったいどこからくるのだろうか? 自転車がかなりの数置いてあった。
クロマーが巻かれているあたり、カンボジアっぽい♪



この遺跡はとにかく崩れている箇所が多い。
いったいどのように見て回れば良いのだろうか?



足がたくさん。。。



周辺では未だに地雷の撤去が行われているらしい。
人の歩いた道以外怖くて歩けなかった。



周壁から中へと入ってみる。
これはかなりの広さだ。
遺跡のあちこちから子供たちがワサァ~ッと出てきた。
まるでここに住みついている妖精のようだ。



一部の建物の中は明かり取りの窓が小さくあるだけで、真っ暗な廊下が続いていた。
ちょっと怖いかも。



子供たちが「こっちこっち」と道を案内してくれる。
おぉ~!こんな小さなところは入れないよ~。



ここにいる子どもたちは学校へ行くことも出来ない。
ほとんどの子供は家計のために、遺跡案内をして小遣いを稼いでいるのだ。



鬱蒼とした森の中にあるこの遺跡は今まで見てきたものよりもずっと神秘的で、人の手があまり入っていないため時の流れを感じずにはいられない。



突然子どもたちが「アンパンマン」と言い出した。
何の事かと聞いてみると柱にあるこのレリーフが「アンパンマン」に見えるそうだ。
うむ、たしかに「アンパンマン」だわ。



裸足で歩く彼らの動きはとても俊敏で無駄がない。
危なくないのか心配になるが、毎日歩き回っているのだから彼らのほうが危険な場所は良く知っているのだと思う。



これは戦いの痕だと教えてくれた。
内戦の傷跡はあちこちに残っている。



アスレチックのようにも見える広い敷地。
とても複雑で子たちがいなければ、どう見てよいやら分からなかったかもしれない。



くぐったり登ったり、跨いだり…汗だくだ。。。

2時間見た後、入口に戻ってきた。
同行してくれたみんなもかなり満足していたようだった。
ここまで来た甲斐があるというものだ。

それにしても写真でこの素晴らしさを表現できないのが悲しい。


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2 コメント

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Unknown (いっそん)
2013-07-16 23:57:12
高床式の家はあちこちにあったよね。
シュムリアップのホテル群は近代的だけど、
一歩、町の外に出ると発展途上国の様相。
でも、それが一番環境にも、人にもいいと思う。
現地の人は日本のような近代国家に憧れるんだろうけど。
こういう国を旅すると幸せとは何か考えさせられます。
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懐古的な雰囲気! (ロカンタ)
2013-07-17 01:18:37
いっそんさん
お疲れ様です。
プノンペンやシェムリアプの町では感じられないものを、遠方の遺跡へ向かうときや移動のバスの中で見ることができました。
観光で生活をしていない、普通の人々を垣間見る瞬間が旅する楽しみの一つでもあります。
水や電気のない生活…水がめでの生活はいったいどんな感じなんだろう?と想像したりしてみます。
便利だけが幸せではないと今の日本にいると感じますね~。
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