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人事ではない映画でした。

2008-11-23 | 映画
気がつけば、今週も3連休なんですね…。
太陽も出て、まずまずのお天気ですがちょっと風があるかな?

いつも楽しいお話を聞かせてくださるS氏は、お仕事がら土日が休日ということで本日も歩くのには最適ですがどちらへ行かれているのでしょうか?

明日は下り坂なので、紅葉狩りは今日がベスト!かも。



最近見る映画はちょっと重いものが多い。
色々考えてしまって…。

今日紹介するのは「TSUNAMI 津波」というドラマですが、事実に基づいて作られているそうです。

まだ記憶に新しい2004年12月26日、スマトラ島沖で巨大な地震が発生。津波による被害も甚大であった。

この地震では「TSUNAMI」という日本語が世界的に有名になったという悲しい現実がある。
昨年行った、バンコクのシリラート博物館には巨大なパネルとともにTSUNAMIの恐ろしさや当時の現状を紹介しているコーナーが新たに設置されていた。

しかし、そこにはない見えてこないニュースも多い。
それをこの映画では少しだけれど知ることができる。



↑これは実際に現場で撮られた写真。

タイのリゾート地カオラックでは多くの観光客が世界中から集まっていた。
なんてったって、クリスマスシーズン!
高級リゾートホテルで過ごす観光客たち。
翌明けた26日に突然、地震と津波の大災害が起こる。
あっという間の時間で何も無くなってしまった……。

バラバラになる家族。
そこらじゅうに広がる壊れた建物の残骸や死体。
パニック状況になる中、静かにお経をあげ遺体を火葬する僧侶たち。
次第に状況が分かりつつある中、特ダネを狙う新聞記者。
崩壊した漁村を買い上げ、リゾートを作ろうとする開発業者。

どれもこれも複雑な理由があったりするのだが、やはり人道的に見ていて許せない部分も多かった。

特にタイ政府は外貨取得に観光を重んじるため、津波を研究していた警告論文を潰し、隠していたことにはショックを受けた。

さらに生きていくためにはリゾートホテルが…仕事が必要な現地の人々。

火葬・土葬など宗教に関連した考え方の違い。
これは大きく考えさせられた。


日本の方も被害に合われている…まさに人事ではない。


長い映画ですが、一度ぜひ見てみてはいかがですか?



TSUNAMI 津波

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