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鳳凰三山(3)

2011-09-27 | 登山
涼しくなりましたねぇ~。
私の大好きな季節が近づきました。
金木犀の花の蕾も大きくなり、この時期の大きな楽しみの一つが待ち遠しいです。


***


(つづき)


しっかり、朝食をいただいて準備完了!
記念に山小屋のご主人と写真を撮らせていただきました。

今日は暑くなりそう!良い天気です。

鳳凰小屋からまずは地蔵岳に向かいます。
一気に登るのですが、途中から砂利道になりまるで富士登山をしているようです。
3歩進んでは1歩下がる状態…結構ハードでした。

それでも途中で振り返ったときの景色!!!
雲海が広がり、登ってきた沢沿いが太陽の光でキラキラ光ってました。



そして目前には…オベリクスが!



想像以上に大きな岩…それも1つや2つじゃないんですね。
ザックを置いて、登ってみることに。
これが思ったよりも怖かったし、最後のおっきな岩には登れませんでした。
クライミングできる人にはきっと楽しいポイントになったでしょう。
登ってから下を見ると、みんな通り過ぎていくだけ。
やはり時間もかかるし、あまり興味がないのかしら?

遠くは北アルプスまで一望でした。

無事に岩から降り、賽の河原を通り抜けて今回の最高峰「観音岳」を目指します。

尾根沿いの道は直射日光が肌を焼きます。
こんな晴天に恵まれて、本当に幸せです。

途中でみた、インディアンロック? 人の横顔に見えますか?



高山植物のお花もまだ咲いている種類もあり、楽しみながら歩く事ができる尾根道は気分もいいですね♪

振り向けば、地蔵岳の横に八ヶ岳…そういえば、八ヶ岳からこの鳳凰三山を見たのはもう2年も前になるんだなぁ。



とにかく、どちらの方角も眺めは最高で写真の技術が追いつかず、実際の美しさや迫力がとうてい表現できていないのが残念でなりません。



富士山もバッチリです。
今年の山行は天気に恵まれない事もあり、これだけの眺望は本当に久しぶりでした。

小屋から一緒だった単独の男性と私達とで写真を撮りあい、まるで撮影大会のようになってしまった。
「ここからお願いします」
「じゃぁ、ついでに北岳バックで」
「やっぱり富士山バックも必要でしょ」
なんて、一体何枚撮ったことやら…。

思い出が沢山できましたね~S川さん。



昨年は向こう側から見てたんですよ~。
きっと北岳山頂にも多くの人がいたに違いありません。

ちょっとお昼には早いので、観音岳から薬師岳を目指します。
素敵な道でしょ?
小さく人が登山道にいるのが分かりますか?



さて、そろそろお腹も空いたし残るは下山のみになったので、ランチタイムにすることに。
お二人は小屋でお願いしたお弁当(新聞紙に包まれてました)、私はパンとりんご1個を丸かじり。
日差しが強くて焼けてしまいました。
広い頂上はなんとも気分が良く、お昼寝したくなるほど。

そして、薬師岳にもでっかい岩がありました。
「よし、登りに行こう!」と実際目の前にすると…デカイ!
私が怖がっていると、ぴょんぴょん飛び跳ねて上り下りする兄弟の姿に私は唖然!

極めつけは…北岳バックに連写で撮ってあげるよ!とこんな写真が撮れました♪



いやぁ~ほんとに若くてびっくりです。
2人とも経験豊富なだけに、ついつい私も甘えてしまいます。
(私も助けられながらも、岩の上には登れました)

十分に楽しんだ後は…きつい下りが待っていました。(眺望も無し)
長い長い段差の多い下りは、膝の悪い私には時間が大幅にかかってしまいます。
迷惑をかけないようにしようと、なるべく平らな所ではスピードアップし、休憩もほどほどに…なんとか下山する事ができました。

行動時間は8時間ほどだったでしょうか。
ヘトヘトです。

車で帰宅した時には、疲労困憊…。
翌日から出発予定だった旅の準備も出来ずに熟睡してました。

***

今回、1人では見られなかった景色がたくさんありました。
そして、心配・ご迷惑をおかけして申し訳なかったです。

本当にありがとうございました!



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