みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

小径車購入への道、前編

2011-02-06 23:15:36 | 雑記
 突然だが今日自転車を買った。それもバッチリ自分が乗る用のである。

 …普段から乗っている自転車がある男がなぜ?と訝しがる向きもおありだろうが、まあまずは読んでくれ。


 去年の夏、ロードを輪行中に後ろの変速機を壊すというひと夏の経験をした。(んまあこの経験は誰でも一度だけ経験するものなのかどうかは知らんが…)


 それまでも、言わば「普通のサイズ」の自転車であるロードバイクの輪行は何度となくやってきた。それこそ空港に自転車で行って空輸までやったしね。

 しかし、こういうトラブルをやってしまうと、重さはともかくあれだけデカイ物を袋詰めにして、担いで、ペダルなどの突起が体をつついてイテテという思いをやって運ぶというのは、旅先での自転車の快適さを考えても辛いもんがあるなあと、そう考えてしまうもんである。

 それでも、やはり電車・飛行機等+自転車というコンビネーションは非常に有用であり、今後もやっていきたいと…

 そんなことをウダウダと考えた結果、ここは一つコンパクトな折畳み自転車というのを買ってしまおうじゃないかと。


 折りしも、世の中は自転車流行りの中、折畳み自転車の類も質・量ともに数年前と比べてもかなりじゅうじゅちゅしてきている。

 それは逆に言うと、色々あり過ぎて昔のCMであった決定回避の法則発動と相成りそうなところだが、俺は色々調べるうちにあるメーカーにたどり着いた。

 というか、実は去年の東京アースライドというイベントの時に、そのメーカーを知ったのである。


 それは、アメリカの自転車メーカーKHS


 暑いお台場の会場内に設けられたKHSのブースのまん前に試乗車が多数あり、俺はその中のP-20RAというモデルを試乗し、驚いた。

 こ、これは小径車の枠を軽く超えてるぬぁあ~

 後にサイクルモードでDAHONなど他のメーカーを試乗することになるのだが(ちなみにKHSは東京では出展してなかった)、それらを鑑みてもこの自転車はすっげーと思ったよ。
 とにかく低速での安定性と、ちょっと走って段差を超えた時の剛性が普通のロードとほぼ変わらない感触。まあこのモデルは折畳みモデルではなかったんだけど。

 そして、このモデルの他ハイエンドモデルは軒並みブルホーンという、ハンドルの先が前に突き出すというちと特殊な形状。変速機はMicroshiftという相当マイナーなメーカーの物で、変速はそのハンドルの先っぽのレバーをガチガチと回して行う。これが中々新鮮であった。

 とにかくKHSはあらゆるものが新鮮で、一気に興味すぃんすぃんになり、以来このメーカーを色々調べる日々が続いた。

 しかしこのメーカー、少なくとも日本ではかなーーーーーりマイナーなメーカーであり、横浜の小径車専門店GCSでも扱ってない(これはちょっと驚いた)のを始め、本当にそんじょそこらのショップでは影も形も見当たらない。

 去年末から今年はじめにかけ、KHSのサイトにあるKHSを扱ってるショップのリストにある店をとにかく片っ端から当たってみたんだが、売ってても品数が少なかったり、というかKHSの販売に力を入れている所がほとんどなくて本当に難儀した。


 そんな訳でかれこれ半年近く水面下でやってきたKHS探しの旅?が、今日ひとまずの決着がついたんだが、そのショップの話を含め詳細は来週に。