みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

電験のお勉強The Final Season 04「予定では最終決戦」

2010-09-05 23:20:36 | お勉強
 9月5日。
 本日はお日柄もよく、電気主任技術者試験第三種のまさに試験日であった。

 いよいよ決戦の日。
 前日は一日、朝から自室に引きこもって勉強漬け。正直、この一月は今までの人生の中で最も勉強したんじゃないかと思う(高校大学受験の時は何をやっていたのかと…しかも大学受かってねーし)。

 で、あまりに勉強し過ぎてお脳が容量オーバーになるという非常にイカン事態になりつつも、何とか向こう5年くらいの過去問をやり、あとは本番で択一の神降臨を待つのみだなーという真面目な男が一人、自転車にて会場に向かった。

 まだまだクソ暑い陽気の中を、引きこもって鈍った脚でペダルをこぎこぎしつつ、着いた所は横浜商科大学つるみキャンパス。

 割といかにも自転車乗ってますという風体で、大学の駐輪場をお借りしてサラッとロードバイクを停めてたせいか、なぜか某資格学校のビラ配りの人がスルーするという(恐らく学生が用事があって来たとでも思ったんじゃね?)、そらもう360度電験合格するオーラに満ち溢れた俺様は、受験票片手に教室をチェックし、そして教室に入り、着席。


 いよいよ、この半年余りの努力が試される時がきたか…

 これまでの苦節を振り返り…はせずに、ひたすら脳内でZとかNとかφとかsinθとかをかき混ぜ、程よく訳分かんなくなったところで(ダメぢゃん…)、電験四科目のうちの筆頭、「理論」の試験が始まった。


 この理論という科目は、名前から察しがつくかも知れんが電気の基礎的な知識にして電験の他の科目の基礎でもあるというもの。
 裏を返せば、これをクリアして初めて他の科目への扉が開かれるようなものなんだが、大学の電気系の学科でも出た人ならまだしも、そんな素養は全くない俺にとっては、小細工の効かない(効きづらい)計算問題ということもあり、かなりの難関であった。

 なもんで、攻略の手がかりはただ一つ。
 ひたすら問題を解く。ということで、過去問や受けてた講座の例題をひたすら解きまくり、記憶力が希薄になったオッサンの頭にひたすら公式+解法を叩き込んだ。

 そして、イザ本番!

 …うっ…

 今までやってきた問題と多少毛色が違うというのもあったかも知れないが、一瞬頭の中が真白にぞ
 すぐ脳を再起動し、一通り問題を見回し、パッと見で分かる問題が結構少ない事に愕然としつつも、思考回路を総動員して問題に取り掛かった。

 よくもまあこう、毎年色んな問題を考えてくれるよなあ…と思いつつ、算出できるものはそのまま電卓を叩き、さらに前日電験講座のHPで見た「裏技」も活用。

 というのも、理論は前述の通り計算問題であるため、去年使った普通の知識問題用のような策はほぼ使えないんであるが、計算問題かつ択一という方式ならではの技がある。
 それは「逆算」。

 つまり、5つの数字の中に一つ正解がある訳だから、そのうちどれかを使って逆算すれば、正解の数字であれば丸く収まるということ。
 もちろん、逆算しようにも訳が分からん問題には通用しないが…それでも一応、紙の上に正解が書いてあるという事実は確かなので、もう利用できるものは利用させてもらうと。


 そんな訳で、結局今年もそういう小手先の技に頼りつつ、理論は何とか全て埋めて終了。

 この後、時間割としては「電力」、「機械」、「法規」と続くんだが、俺は電力と法規は今年免除だったため、残りは機械のみ。

 なもんで、3時間近くキャンパスの隅で機械の勉強をしてたんだが…
 これがまた、昔のスラムダンクで山王工業とやった後の湘北くらい、俺の脳が燃え尽きていて…

 持参したおにぎりを食べつつ、ひたすら勉強したんだが最後の追い込みでかえって脳が疲労困憊という最悪のパターンに陥りつつ、時間が来て再び教室に戻り、機械の時間。

 今度は真っ白になりつつ再起動できず、頼みの計算問題で脳が動かず撃沈という状態で、まあ一応マークシートは埋めて終了。


 正直、今年初頭時点でほぼ0からのスタート、理論と機械両方は厳しかったな…
 帰宅後、毎年解答速報を出して下さるオーム社殿のサイトにて、持ち帰ってきた問題用紙に書いた○に基づき自己採点。

 一応結果は10月半ば発表だが、両科目とも点数的には合否が明確であり、まだ書かないものの…

 Final Seasonが終わり、最終話で水野劍は死んだと思われたが…的な展開が今後あるかも知れないので、その辺はまた今度の戦記にてよろしくと言いたいところである。

 
 しかし本当に今回は燃え尽きた。