みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

四月八日、お寺にて

2007-04-08 23:34:04 | 雑記
 金曜は盛岡で冷麺を食べ(<仕事は?)、土曜は前から予定されていた現場はなくなったのだがまあ色々バタバタと過ぎた。

 そして本日。

 東北へ行こうが実家に帰ろうがどこでも候補者が頑張っておられた?統一地方選の投票を朝のうちに済ませ、午後にお袋および兄貴と三人でお寺に向かう。
 今日は父方のおばあさんの十三回忌および親父の七回忌を、丁度年が重なったことと命日が同じ四月だったことから同時に行うということに相成ったのである。

 親族が集まり、中にはン年ぶりという人たちもいて久しぶりにヨタっ話などしながら時間を待ち、そして本堂に。

 ウチの寺では全員参加型というか、最初にお経の書を取り主要なお経は全員で読むことになっている。ただ聞いているよりはある程度内容も分からんでもないしいいと思う。
 で、焼香も済ませ皆でお経を一通り読んで、最後に住職の説法を聞いた。
 俺も家族も全然知らなかった(忘れてた)のだが、今日はお釈迦様の誕生日、とされている日で、花祭りというのが行われお釈迦様に甘茶をかけたりするのである。
 確かに本堂の入り口に例の両手でそれぞれ天と地を指差し「天上天下唯我独尊」のポーズ?をされているお釈迦様がちょこんとおられたので、甘茶を皆でかけてきた。

 最近では法事はどうか知らんが、お葬式も宗教に基づいたのでなく本当にイベントとして行うやり方も色々あるらしいね。
 仏教のやり方で式を行う事に関しては、戒名代とかとかくお金を取られる「システム」が取り沙汰されることが多く、まあ俺もやたら商業主義のお寺を見ると色々疑問がなくは無い。

 ただ、うちが親父の代からお世話になっているお寺は、滅多やたらとお布施を要求するようなことはしないし、諸々のお金もこちらにお任せという形でやって下さるので有難い。多分住職は商業主義よりも「徳」で檀家を集めてらっしゃるのだろう。
 そういうことより何より、ここのお寺は庭がよく手入れされていたり、待合うための部屋などが居心地が良く非常に落ち着ける所なんである。もう散り始めていたが駐車場のしだれ桜も綺麗であった。

 俺は別に人に仏教を薦めている訳ではない(それ程熱心な宗教家でもないしね)が、要するにうちはいいお寺で良かったというだけの話。