みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

新宿→下北沢、すみれ缶けりそして歌姫

2006-08-21 22:28:43 | 音楽
 前置きははしょって本題へと。
 前々からマイミクでもある友人くろ☆ねこ氏に誘われていた黒色すみれという二人組アーティストのお店、すみれの天窓に昼間っから赴く。
 まず、この「天窓」が存在する場所が新宿界隈でも最も濃いであろう地域の一つ、新宿ゴールデン街である。残暑のキビチイ真昼でなお、なにやらただならぬ雰囲気を匂わせる街の中に、突然この「乙女と紳士の良き憩いの場」は現れた。

 で、この日は黒色すみれの最新アルバムのジャケット絵も手がけた切り絵作家浜田夏子さんの個展初日ということで、ご本人も迎えて黒色すみれのミニライブがあるってんで行ってみたのだ。

 気になる黒色すみれの音楽なのだが、世界観を言葉で表現するのは難しいので上記リンク先からご想像してもらうしかないが、俺としてはその音楽としての楽しさと、より「演奏」の「」の色あいが濃いパフォーマンスに感銘を受けた。まあくろ☆ねこさんや他のコアなファンの人達と比べるとある種客観的な評価になって
しまうのだが…決して入り込めないということはないんだけどね。中々楽しかったよ。

 その後曲名をあしらったカクテル「永久に麗しくすみれの花よ」(だったと思う)をおいしく頂き、くろ☆ねこ氏のすみれファン同志でもある須々木さんという方と共に、今度は下北沢へ。

 下北ではさらに、プロボクサーを目指しているというpinoさんと合流。四人で向かったのはTollywood(トリウッド)という短編専門の映画館。

 なんでまたこの流れで映画かというと、実は黒色すみれの一人であるSachiさんが出演している作品が丁度上映されているという事情があったのだ。

 ちなみに映画のタイトルは「蹴缶」。日本全国津々浦々のカンケリストの全国大会という唐突な筋。そしてSachiさんは「お菓子の国のお姫さま」として出場。衣装もフリフリであり一体どーやって地区予選を勝ち進んだんだ?という疑問も沸いて来ようが実は(開始数分で明らかになる)秘密があったりする。ここでは明かさないけど。

 映画は正味60分。中々笑わせてもらった。つうか日本だっつってるのに普通に黒人とか出すのはズルイよなあ…


 映画の後、四人で近くの沖縄料理のお店で沖縄そばを食す。須々木さん、pinoさんの二人ともとてもこの日初対面とは思えないくらい馴染んでしまい、今日はいい出会いをしたなあと思いつつ、そのpinoさんが推してる歌姫楽団という4人組バンドが駅前で路上ライブをやるというので、一緒に見ていくことにした。


 この日は路上ということもあり、3人で尚且つ簡略化したセットにて演奏。一応一言で表すと昭和歌謡がテーマらしいのだが、結構リズミカルであり(路上なのでそういう選曲だったというのもあるみたいだが)ボーカル樋口舞さんも踊りまくりで楽しくのれた。

 だがこの日は妙なところで頑張りやがるK視庁の人がやってきて1ステージでお開きになっちまった。仕方なくフライヤーをもらいつつ、近々フルセットでの演奏も聴きに行こうと思いつつ、四人は散開。


 中々凝縮された土曜日であった。しかし、この日はくろ☆ねこ氏と須々木さんによるすみれ包囲網が張られた日でもあり、なんかかなり近いうちにすみれの天窓に行くことになりそうである…