犬猫奮戦記

困っているのに笑っちゃう!









  

ロビン逝く

2009-09-05 | 犬猫奮戦記
(第205話)


夏冬の温度差に体調が順応し難くなっていたロビンが17年目を向かえた今年の夏は一段と体力が落ちて足も弱々しくなっていた。
室温にも食べ物にも気遣ってはいたが、後ずさりが出来なくなってテーブルの下から出られなかったり箪笥と障子の間に挟まっていたりと、夜間や昼間の外出にも気がかりだった。
そして一週間前、急に食欲が無くなった。
なんとか食べて欲しくて牛肉、お刺身、カステラ、焼き鳥、うなぎ・・・好物らしきものを次々買い与えても食べてくれない。
5日目の深夜に吐血、鼻汁には膿と血液が混じりお漏らしもするようになった。
覚悟はしていたものの目の前にジリジリ近付く最後の瞬間に不安が襲いかかる。
多分ダメであろうとは思いつつ獣医さんに連れて走った。
血液検査の結果が説明され「このまま死にます。こんな数値で良く頑張ったと思います」と。
腎臓、肝臓、膵臓、心臓・・全ての数値が正常の20~30倍になっていた。
既に助からない状態であり痙攣や嘔吐が予測されている事から、苦しみを避けて穏やかに眠れるようにと注射で寝かせて貰った。
眠るような最後だったが・・・溢れる涙をこらえるのに必死だった。

夢中で介護をし続けてきたが、思い返せば実にいい子だった。
最後まで自分の足で立って歩き、キャンキャン吠える事もなく、一晩も私を困らせることもせずに“我慢強さ”と“優しさ”は日頃のロビンそのままでいじらしい。
火葬が終わるまではと気丈に振舞っていた筈だったが、張り詰めていた糸が切れたのか頭痛が2日間も続いて身体中が痛かった。ようやく今日はなんとか正常が戻ってきた。
まだ、頭の中が整理できていないのはロビンへの愛情の大きさであろう。
犬も猫も何匹いようとも各々の持ち味も可愛さも皆違う。
沢山の癒しを貰っていたに違いない。

ロビンちゃん、本当に良く頑張ってくれたね!
天国でゆっくり休んでね!/
いっぱい、いっぱい楽しさと優しさをありがとう!font>