現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ゴジラ

2023-09-03 17:21:52 | 映画

 1954年公開の日本映画です。

 元祖怪獣映画であるこの作品は、記念碑的な映画として、その後ハリウッドでも、そして日本でも繰り返しリメイクされることになります。

 原水爆実験(そのころは、平気で大気圏や海洋で、核実験が行われていました)によって生み出された、怪獣ゴジラが日本を襲います。

 東京も壊滅状態になりますが、最後は片眼の科学者芹沢博士が発明したオキシジェン・デストロイヤーによって、ゴジラは東京湾で滅ぼされます。

 核兵器や核実験への批判、ラストでの芹沢博士の自己犠牲など、たんなる娯楽映画の範疇を超えて訴えかけるものがあったので、その後の怪獣映画の隆盛に繋がったのでしょう。

 スーツアクターとミニチュアという懐かしい特撮ですが、今のCG全盛の映画とは違った手作り感満載のそれゆえ迫力ある映画に仕上がっています。

 宝田明、河内桃子、平田昭彦らの俳優陣も、若々しい演技で魅力的です。

 

 

 

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