現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

グリーンマイル

2022-12-20 08:44:20 | 映画

 スティーブン・キングのファンタジー小説の映画化です。
 かなり長い原作を映画化(映画自体も3時間以上の大作ですが)しているので、ややあらすじ的な感じはしますが、トム・ハンクスを初めとした芸達者な出演者とCGによって、かなり作品世界を再現しています。
 スティーブン・キングの作品はかなりの割合で映画化されていますが、彼の本は長いのが多いので、たいていの場合はこの作品のようにややはしょった感じになってしまいます。
 例外は、「スタンド・バイ・ミー」と「ショーシャンクの空に」でしょう。
 これらは、原作自体が中編なので、映画でもじっくりと描けています。
 「現代児童文学」の映画化としては、大林宣彦監督の「転校生」(原作は山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」)が有名ですが、同じ監督の一般文学ながら児童文学といってもいい芦原すなおの直木賞受賞作品「青春デンデケデケデケ」がもっとも優れた映画化作品でしょう。
 「現代児童文学」からはややはずれますが、1980年代には、当時のトップアイドルの薬師丸ひろ子や原田知世が主演した、ジュブナイル作品(眉村卓の「ねらわれた学園」や筒井康隆の「時をかける少女」など)の角川映画がヒットしました。

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