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「平均給与」日本人の7割が届かず…低収入の人が多くを占めている実態

2022-09-27 22:58:36 | 国内社会批判

「平均給与」日本人の7割が届かず…低収入の人が多くを占めている実態
2022年8月26日 10時45分
https://news.livedoor.com/article/detail/22745747/

厚労省の最新調査によると、日本人の平均月収は約33万円だという
平均を超えているのはわずか28.6%で、7割は平均に届いていない
分布から見れば、低収入の人が多くを占めているという状況が見えてくる

平均給与27万円だが…7割の日本人は「さらに低収入」の理由
2022年8月26日 10時45分

メディアでもしばしば取り上げられる日本人の平均給与額だが、実感と異なっている印象を受けてはいないだろうか。給与額の平均ではなく中央値を見てみると、その理由がよくわかる。数字を追ってみよう。
日本人の給与、「平均」と「中央値」に大きな開き

厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、日本人の平均月収(決まって支給する現金給与額)は33万4,800円で、手取りなら25万~27万円程度。賞与を含めた推定年収は489万3,100万円であり、これが平均的な日本人の給与額となっている。

年齢による平均給与を見てみると、20代前半の平均月収は23万円強を皮切りに、50~54歳の40万円近辺がピークとなり、50代後半でやや下がり、60代になるとガクンと下がっていく。

【「日本人の平均月収/推定年収」の年齢別推移】

20~24歳:235,400円/3,200,900円

25~29歳:276,800円/3,969,700円

30~34歳:309,100円/4,487,600円

35~39歳:338,800円/4,975,800円

40~44歳:359,800円/5,323,700円

45~49歳:373,700円/5,552,900円

50~54歳:392,900円/5,887,100円

55~59歳:388,400円/5,807,500円

60~64歳:307,900円/4,356,100円


出所:厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』より算出

※数値左:月収、数値右:推定年収
日本人の7割は「平均値」に届いていない

上記の数値を見て、肌感覚より「高い」と感じた人も多いのではないだろうか。その感じ方は正しい。挙げた数字は全体の平均値であり、「真ん中あたり」の数字とは異なっているからだ。

同調査による中央値の数字を見ると、ちょうど真ん中の所定内給与(残業代を除いたもの)は、26万9,100円で、手取りにする20万~22万円程度。そこから推定される年収は399万3,000円で、ギリギリ400万円に届いていない。

給与分布から推定年収を算出すると、年収300万円未満が37.3%、年収400万円未満が54.1%。平均を超えているのはわずか28.6%と、日本人の7割は平均に届いていないのだ。

平均値を見て「意外と多い」と感じる給与も、分布から見れば、低収入の人がかなり多くを占めているという状況が見えてくる。

労使の代表らが参加する中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)小委員会では、最低賃金の引き上げについて活発な論議が交わされている模様だ。不安定な世界情勢や円安に伴う物価上昇で、一般の人々の生活はかなり苦しくなっている。そのような状況下、賃金の引き上げは切実な願いだろう。

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