先日の
水平思考と垂直思考、その更に奥
http://blog.goo.ne.jp/booter/e/2ecf16b7cf6997fa7370061c9cdd2953
が実に好評で続編をやることになりました。
などということは一切無い。
実態として無反応であった(当たり前)。
ので、今回も私の脳内書き出し帳として自由にやらせていただく。
今回は機転の効いた水平思考の実例を、前回書き出した「機転の発想をどう行うか」という方程式に当てはめながらトレースして行こう。
1.JR西日本の転落防止策
<
発想の転換!!JR西日本の酔っ払い線路転落防止策がまさに「へー!」だった - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142795615241492301
酔っ払いがホームから転落する事故は10年前から倍増
"国土交通省によると、2013年度、ホームの乗客が絡む人身事故は全国で221件起き、10年前から倍増。そのうち酔客は約6割を占めている。"
出典人身事故は年々増加傾向みたい。今日も京浜東北で人身事故
↓
「酔っ払いの転落事故」のイメージと実際の事故は違っていた
"「酔客がバランスを崩して軌道転落や触車に至るケースは少なく、ホーム端にさしかかっているにもかかわらず、転落箇所(ホーム端)から先にもホームが続いていると酔客が誤認していたために、躊躇なくホーム端から足を踏み出し、軌道転落や触車に至っていると見受けられるケースが目立った」"
よっぱらいが転落するの、フラフラしてて踏み外すんじゃなくて、酔って座ってる人が電車の音を聞いて、乗らなきゃって飛び出して行って落ちるのか。。
↓
この結果をもとにJR西日本がやった転落防止策がなるほどだった
"ホームに横向きになるようにベンチの向きを変えたのです。なーるほど、これだったら距離も稼げるし、周囲の人が止めに入るまでのエキストラ数秒が稼げますね! わかってしまうと、な~んでこんな単純なことに今まで気付かなかったんだろう、調べればわかることなのに、という感じです"
>
ということで今回のケースは垂直向きにベンチを直したという水平思考というややこしい話であったが、これを見て行きたい。
2.状況
・JR西日本は乗客の転落事故を防ぎたかった。
・垂直思考(愚直に考える)では、ホームドアの設置が転落防止になる。
・だがそれだとお金がかかる。
・そこで分析をした。すると、泥酔客が電車の音を聞くと同時にホームへ急いで走り出してしまうことが大方の原因と分かった。
・そこで走り出す方向を変える為、設置しているベンチの角度を、ホームと並行する向きではなく、ホームと垂直する向きに変更した。
3.検証
先日の水平型思考の方程式は、「最終的に○○できればいいので」「その形を変える」である。
今回のものは、ホームドアの設置などコストをかける、という金銭費用発生を迂回してその課題を達成している。
そこには「転落を防止する」という事象の防止の先に、「実態としてどういう転落が起きているのか、どういうプロセスで転落するのか、背景と理由、動機は何か」という事象の奥まで見つめて対処している。だからこのような解決策が図れたのだろう。
水平思考における発想のキーは、「報告されている課題」は表面上のものであり、その奥に隠された問題の本質は何か、を分析する、あるいは分析する為の資料集めや調査をすることである。
水平思考と垂直思考、その更に奥
http://blog.goo.ne.jp/booter/e/2ecf16b7cf6997fa7370061c9cdd2953
が実に好評で続編をやることになりました。
などということは一切無い。
実態として無反応であった(当たり前)。
ので、今回も私の脳内書き出し帳として自由にやらせていただく。
今回は機転の効いた水平思考の実例を、前回書き出した「機転の発想をどう行うか」という方程式に当てはめながらトレースして行こう。
1.JR西日本の転落防止策
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発想の転換!!JR西日本の酔っ払い線路転落防止策がまさに「へー!」だった - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142795615241492301
酔っ払いがホームから転落する事故は10年前から倍増
"国土交通省によると、2013年度、ホームの乗客が絡む人身事故は全国で221件起き、10年前から倍増。そのうち酔客は約6割を占めている。"
出典人身事故は年々増加傾向みたい。今日も京浜東北で人身事故
↓
「酔っ払いの転落事故」のイメージと実際の事故は違っていた
"「酔客がバランスを崩して軌道転落や触車に至るケースは少なく、ホーム端にさしかかっているにもかかわらず、転落箇所(ホーム端)から先にもホームが続いていると酔客が誤認していたために、躊躇なくホーム端から足を踏み出し、軌道転落や触車に至っていると見受けられるケースが目立った」"
よっぱらいが転落するの、フラフラしてて踏み外すんじゃなくて、酔って座ってる人が電車の音を聞いて、乗らなきゃって飛び出して行って落ちるのか。。
↓
この結果をもとにJR西日本がやった転落防止策がなるほどだった
"ホームに横向きになるようにベンチの向きを変えたのです。なーるほど、これだったら距離も稼げるし、周囲の人が止めに入るまでのエキストラ数秒が稼げますね! わかってしまうと、な~んでこんな単純なことに今まで気付かなかったんだろう、調べればわかることなのに、という感じです"
>
ということで今回のケースは垂直向きにベンチを直したという水平思考というややこしい話であったが、これを見て行きたい。
2.状況
・JR西日本は乗客の転落事故を防ぎたかった。
・垂直思考(愚直に考える)では、ホームドアの設置が転落防止になる。
・だがそれだとお金がかかる。
・そこで分析をした。すると、泥酔客が電車の音を聞くと同時にホームへ急いで走り出してしまうことが大方の原因と分かった。
・そこで走り出す方向を変える為、設置しているベンチの角度を、ホームと並行する向きではなく、ホームと垂直する向きに変更した。
3.検証
先日の水平型思考の方程式は、「最終的に○○できればいいので」「その形を変える」である。
今回のものは、ホームドアの設置などコストをかける、という金銭費用発生を迂回してその課題を達成している。
そこには「転落を防止する」という事象の防止の先に、「実態としてどういう転落が起きているのか、どういうプロセスで転落するのか、背景と理由、動機は何か」という事象の奥まで見つめて対処している。だからこのような解決策が図れたのだろう。
水平思考における発想のキーは、「報告されている課題」は表面上のものであり、その奥に隠された問題の本質は何か、を分析する、あるいは分析する為の資料集めや調査をすることである。
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