【突き進め!!亥年】国民民主党・原口一博国対委員長 打倒安倍政権でなく「悪政ただす」 (産経デジタル 2019/01/13)~お粗末な民主党の姿がyou tubeに永遠に残るネット社会の残酷さ。
何を語っても、説得力は、ゼロ。
長期間欠席した野党にとってチャンスは、ないと思う私。
自民党にとって代わることは絶対にできません、と自分で語っている。
you tubeは、削除できない、永遠に民主党議員の言動、行動の失敗が残っている、以前なら記憶されなかった。
私は選挙に行かない主義、仮に選挙に行っても国民民主党には投票しないと思う。
国会に送っていただいて連続24年目になりますが、昨年9月の人事で初めて国対委員長に就きました。それまで代表代行を務めていたので、玉木雄一郎代表から打診されたときは「3階級落ちかよ?」と驚きました(笑)。
しかし、やってみると政治家としての幅が広がった。もっと早く経験しておくべきだったと思います。
国対委員長は、与野党の議論を分かりやすく国民に伝えたり、プレーヤー一人一人を光らせたりすることが役割です。私は旧民主党時代から予算委員会などの最前線で戦ってきたと自負していますが、国対の存在があってこそ存分に奮闘できていたのだと気づきました。自身の評価ですか? 新人の国対委員長としては80点ぐらいでしょうか。
国対の現場にいると、野党がばらばらになっていることの弊害を感じますね。やはり100~120人規模の野党の固まりがないと与党になめられてしまう。
会派の数が増えたことでそれぞれの質疑時間は短くなっています。私も閣僚を経験したから分かるのですが、予算委員会などでの1時間未満の質疑はこわくないんですよ。安倍晋三政権の閣僚には、かつてならクビになっていたような人がたくさんいる。生き残りを許している背景には野党側の態勢の弱さもあります。
とはいえ、私は「打倒安倍政権」という言い方はしません。「移民はとんでもない」といった具合に、問題のある個別の政策に対し批判を突き付けています。
「打倒安倍政権」というスローガンは、かえって政権をエンハンス(強化)してしまいかねないし、首相が代わってしまえば何の攻撃力も伴わなくなるじゃないですか。私は「悪政をただす超対決路線」という言い方をしていますね。
国民民主党の支持率や認知度は、なかなか高まりません。私自身、立憲民主党の議員だと何回間違えられたことか…。ただ、世論調査を分析すると、現職議員がいる地域の支持率は比較的高いんです。衆院では289選挙区のうち(比例当選者の地盤を含め)37にしか議員がいないので、その弱さがもろに出ています。
今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の年です。野党にとってチャンスですが、国民民主党と立憲民主党がせめぎ合っていて候補者調整が進まない。もし私が安倍首相なら衆参同日選を打ちますよ。
国民民主、立憲民主両党は、政策や夢を実現する力を競い合うと同時に、横の連携も大事にして「一つの民主党」として力を合わせるべきです。
かつての民主党に戻そうと言っているわけではありませんよ。民主党政権には失敗もありました。しかし、その責任から逃げてはならない。逃げている限り、自民党にとって代わることは絶対にできません。
今年は元号も改まるので「日本の独立元年」にしたいと思っています。安全保障分野でいえば、自国の意思決定は自国で行うべきです。米国から最新鋭ステルス戦闘機F35を大量に購入するより、予算をもっと国内のサイバー対策に使うべきです。
かつて旧ソ連が軍事費の重さに耐えられず破綻し、衛星国の旧東ドイツも連鎖して潰れました。両国の関係が現在の日米と全く同じだとはいいませんが、似たルートに入っていることに早く気づくべきです。
地域主権改革も重要ですよね。「明治150年」の節目を迎えたわけだし、明治以来の統治機構も見直す必要があるでしょう。
国対委員長としては、引き続き「黒子」として後ろに下がって、一人でも多くの議員を論戦で活躍させたい。健康第一で頑張ります。(広池慶一)
【プロフィル】はらぐち・かずひろ 昭和34年生まれ。東大文学部卒。松下政経塾を経て佐賀県議を2期務めた後、平成8年の衆院選佐賀1区で当時の新進党から初当選し8期目。10年の旧民主党結党に参加し、政権時代は総務相などを歴任した。28年に遺伝性の骨の難病を公表した。