ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

新テロ特措法の前にやることはいっぱいあるだろう

2008年01月08日 23時48分40秒 | Weblog
 新テロ特措法の取り扱いが国会で最終局面となる今週末。
 腹立たしいことがあります。
 アメリカとのおつきあいはあるだろうが、私はこの法案には絶対反対です。
 グローバル化した世の中とはいえ、このグローバル化を大義名分にしているからこそ、今の日本国民の不幸があるということに気づいていないのかと言いたいのです。グローバルって一体なんなのでしょうか。
 結局は一部の企業、金持ちや投資家が、さらなる金儲けのために言い出したことだってことは厳然とした事実としてあるわけで、そこに人間としての良心であるとか環境など周囲への配慮といったモラルは全くないということに気づかないといけないと思うのです。とりわけアメリカの有り様には非常に問題があると思うのです。
 日本は地球全人類に責任を負うことはあっても、アメリカという特定の国家に対して責任を負うことはないと思うのです。アメリカ中心主義は、アメリカの政治経済の根幹を成す軍産一体国家を支援するものでしかないということに、いつになったら目が覚めるのかと思います。アメリカの銃社会の有り様、あれがアメリカの正義です。正当な価値観の基本です。
 武力によって安定を得ようとする19世紀型フロンティア国家像を21世紀の外交の中心にするのは時代錯誤もいいところです。それがグローバル化の正体であり、日本の外交政策の根幹です。
 つきあってはいられないと思うのは私だけではないはず。だからこそ、新テロ特措法に私は反対なのです。国家間対立が既に宗教観対立の様相を呈しているからこそ、事態は深刻です。
 自衛隊の海外派遣のあり方については絶対ダメとは申しませんが、アメリカ追従の新テロ特措法の枠組みの中で、自衛隊の海外派遣は日本の国益に関わる重大な問題を引き起こしますし、私としては、そんなことに議論の時間を割くぐらいであれば、年金問題や格差問題などの解決にもっと精力を注いでほしいと思うのです。
 一言で言えば、大家にしたがって隣人の悪口を言うより、我が家の家計をなんとかしなさいということです。

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