ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

宮之城線・椿越トンネルへの探検

2011年01月30日 20時46分26秒 | Weblog
 今朝、我が家の木戸口の坂道はアイスバーンと化して、私が立つだけでそのままするすると滑られるほどにこちんこちんになっていました。
 積雪としては3㎝程度なのですが、なにせ気温が0℃を上回っていないのですから凍ってしまうはずです。
 とりあえずわずかな雪を除雪してアスファルトの黒を少しでも露出させ、日光が差したら溶けやすいようにしますが、除雪している時も間断なく降り続きました。

  

 せっかくの日曜日、早朝から何をそんなにがんばっていたかというと・・・
 以前、連載していた国鉄宮之城線の現在の姿をたどる企画にコメントをいただいたことから知人となったkuo-taさんと薩摩永野~針持間の薩摩永野側(椿越トンネルまで)の山間地帯を歩いてみようと約束した日だったからです。

 彼にとっては椿越トンネルまで到達することは初めてで楽しみだったようですが、私にとっては数ヶ月ぶりにこの場所を訪れることはもちろん、途中の線路跡の現在の姿を確かめることも楽しみでたまりませんでした。

 ただ、いくらメールのやりとりをしているとは言っても、リアルに出会うことは初めてだったので、「どんな人なんだろうか」と不安はありました。
 もちろん、大丈夫でした(笑)。

 
 さて、以前から気になっていた宮之城~佐志間の工事ですが、予想以上に大きく姿を変えていました。
 船木駅の近辺も工事の真っ最中でしたが、3月には船木から佐志までの区間の車道としての拡幅工事も完了するので、そちらは工事終了後にあらためて取材をして、その姿を連載したいと思います。
 もちろん、時間が許せば工事中の姿も収めておきたいところですが・・・。


 車内では、菜の花マラソンだのとりとめもなくいろいろなことを語りながら約40分で探検のスタート地点に到着しました。

  

 1年前に息子と2人してここから椿越トンネルまでを往復しましたが、あの時は15:30頃からのスタートでしたが、今日のスタートは午前中ということで帰りの心配はナッシング。さらに、2人とも長靴なので水の中でも歩いていけるということが安心感を持たせてくれます。

 いよいよ歩き始めます。
 が、早速、この地点で、私、路盤の変化に気づきました。去年の探検の時には枯れ草などが生い茂っていたのにそれがなく、轍がはっきりしているのです。
 車がたくさん入ってきている・・・
 入ってくるとしたら何事かの工事しかないはずですが、この先、何を工事するのか、その存在すら思い当たるものは全くありません。
 kuo-taさんも木の枝の様子を確認して、明らかに何らかの意図でこの状態になっていることを感じていました。

 2つめのトンネルを抜けると

  

 轍は相変わらずはっきりしています。
 去年の今頃は、やぶこぎというほどではありませんが、枯れ草の山を踏み越えていくという感じの場所でした。

 この先、何があるんだろうという期待をふくらませつつ歩いていくと・・・

  

 間伐でした。
 この作業のために関係車両が出入りしているんでしょう。

 森は美しくなりますが、ついでと言ってはなんですが、擁壁についていた草木もかなりはらわれたために、かつての姿が限りなく再現されているようでうれしくなりました。
 
  


 この先には鉄橋がありましたが、その4箇所の橋脚も確認しました。前回見つけられなかった物がいくつもありました。

 そして遂に・・・椿越トンネルに到達です。
 1年前は直前の藪の深さに断念した場所ですが、トンネルを封鎖しているゲートに手を触れることができました。
 kuo-taさんが藪払い用にナタを用意していたので接近できました。
 

 


 その後、伊佐市側の線路跡を簡単に確認して帰還しました。
 そこでも大きな変化があったのですが・・・後日、紹介しますね。

 私にとっては有意義でとても楽しい一日でした。
 廃線だけでなく、ランなど共通の楽しみがあるので、今後ともおつきあいをよろしくお願いしたいと思います。
 


 
 
 
 
 
コメント (5)
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