というわけで、日本山岳ガイド協会のサイトで公開されているトムラウシ遭難事故の最終報告書を読んでみました。最初から最後まできっちり読んだわけではないのですが、この報告書を元にちょこちょこと書いていきたいと思います。
この最終報告書は、中間報告書に大幅な加筆修正をしたもの、といったところでしょうか。行動の概要などは、ほとんど中間報告書そのままのようです。また特に新しい事実が記載されている印象もありません。
ざっと読んでみた印象ですけど、気象とか低体温症について専門の先生が絞って書いた部分については「なるほど」と思わせるものがあります。が、それ以外はちょっと、という感じです。
例えば3人のガイドの間で役割分担ができていなかった、リーダーシップ、フォロワーシップが無かった、と、報告書では批判していますけど、では、それがカンペキにできていたらこの遭難は防げたのか、というと、それは無いだろうね、というのが正直な感想です。
報告書では、ヒサゴ沼避難小屋を出発する前に、若いスタッフを稜線まで走らせて天候チェックする方法もあったのでは?という意見を出していますけど、これすら疑問です。
なぜなら、この悪天候が本当にヤバい、ということがわかっていなければ、何もかも無意味だからです。判断力が無いガイドが天候判断しても、まったく無意味ですよ。
ツアーには3人のガイドが同行していながら、誰も本気で「これはヤバい」と思っていないわけです。さらに同じ日にヒサゴ沼避難小屋にいた伊豆ハイキングクラブにしても、遭難はしていませんが、アミューズにつられて小屋を出発していますね。そして単独の男性がトムラウシ温泉から登って凍死し、美瑛岳でもガイドが複数いながらお客さんを凍死させているわけです。
ようするに、悪天候をよくわかっていない人が、実はとても多いのでは、と思います。このエントリーを読んでいるアナタだって、そうかもしれません。そして書いている私でさえ、ちょっと自信が無くなってきました。
この最終報告書は、中間報告書に大幅な加筆修正をしたもの、といったところでしょうか。行動の概要などは、ほとんど中間報告書そのままのようです。また特に新しい事実が記載されている印象もありません。
ざっと読んでみた印象ですけど、気象とか低体温症について専門の先生が絞って書いた部分については「なるほど」と思わせるものがあります。が、それ以外はちょっと、という感じです。
例えば3人のガイドの間で役割分担ができていなかった、リーダーシップ、フォロワーシップが無かった、と、報告書では批判していますけど、では、それがカンペキにできていたらこの遭難は防げたのか、というと、それは無いだろうね、というのが正直な感想です。
報告書では、ヒサゴ沼避難小屋を出発する前に、若いスタッフを稜線まで走らせて天候チェックする方法もあったのでは?という意見を出していますけど、これすら疑問です。
なぜなら、この悪天候が本当にヤバい、ということがわかっていなければ、何もかも無意味だからです。判断力が無いガイドが天候判断しても、まったく無意味ですよ。
ツアーには3人のガイドが同行していながら、誰も本気で「これはヤバい」と思っていないわけです。さらに同じ日にヒサゴ沼避難小屋にいた伊豆ハイキングクラブにしても、遭難はしていませんが、アミューズにつられて小屋を出発していますね。そして単独の男性がトムラウシ温泉から登って凍死し、美瑛岳でもガイドが複数いながらお客さんを凍死させているわけです。
ようするに、悪天候をよくわかっていない人が、実はとても多いのでは、と思います。このエントリーを読んでいるアナタだって、そうかもしれません。そして書いている私でさえ、ちょっと自信が無くなってきました。
に再放送あるみたいですよ
そのテレビ見たかったんですけど、仕事があったもんで見逃しました。
お父さんです様
船形山の件については地理がよくわからんのでエントリー書けないのですけど、ただ、悪天候なのに入山したという批判が先行しているのはちょっと違和感があります。どちらかというと道迷いに対処できなかったことの方が問題でしょうね。
明らかな判断ミスの上に、途中でコースを変えて道が判らなくなったそうです。
唯一の正しい判断は二日間動かないで捜索隊を待っていた事です。
そのお陰で3人ともたいした怪我もなく無事に下山できました。
その判断を入山時にして欲しかったです。
入山時間は遅いわ、途中でコース変更して道に迷うわ、何がベテランだ!と言いたいです。
かろうじて携帯がつながったから良かったようなものの…
”山では謙虚であれ!”ってことですかね・・・。