北海道釣り三昧カレンダー

K井塾頭が、先日の釣魚連の総会に元気な姿で出席されておりました。ご存知釣魚連の副会長ですが、昨年しばらくの間、病床にありました。顔を合わせるなり、どのような手術をしたかなど、復活した話をしてくれました。お互いに盛りあがって腹の傷を見せ合うような勢いでした。

その時に、自作のカレンダーを送るよ、と言われた傑作が届きました（写真上）。１枚１枚食い入るように見てカミさんが「字の上手い方はいいね、この魚も写真のようだね、描いたんだ～」と感心していました。釣り場も入れるよ、仕掛けも入れとくよ。当て字で毎月の歳時記風カレンダーになっています。

いつ造ったのか、凄い力作です。患うと心細くなって余計なことばかり考えるようになります。何か夢中になるものがあると病を忘れるものです。ある時期にカレンダー造りに熱中したのでしょう。８月のカレンダーに、述懐めいたくだりがあります。

「釣り歴４５年、いつまでも釣り続けるために、好奇心と健康が大事です」と書いてあります。カレンダーの下の部分をよくみると、「病いあけ、力がなく遠投できず残念」と書かれています。去年、名人会の仲間と並んで釣ったんだが両脇でK君とH君が５０オーバーのアブを釣りあげて「K井さん、遠投、遠投というんだよ」と、力がなく飛ばなくて・・と悔しがっていました。この負けず嫌いの気持ちも、病気に負けない為に必要でしょう。