参加しなかった第24回野草展が終了しました。
1週間の期間中、2度ばかり顔を出し、師匠の作品の中でたぶん一番好きなものを手に入れてしまいました。
その一番のお気に入りとは・・・流木と絵付けした石を組み合わせたころろシリーズの一つ、がんこちゃん 。
このシリーズが作られたのは 7~8 年前のことだったでしょうか・・・まったくいい加減な弟子!
いろんな表情のころろの中で、私が一番気に入っていたのがこの子です。
優しく愛らしい表情だけど、絶対に自分を曲げない強さ、静かな意志の強さを秘めているようで、強烈に惹かれました。
がんこちゃんとは、つまり頑固ちゃんというわけです。
でも、たくさんのころろの仲間たちから引き離してしまうのもかわいそうな気がして、連れて帰る気持ちにはなれなかったのです。
がんこちゃんの命名者はもちろん私。
あの年の野草展では、そこに出入りする人たちがそれぞれに自分のお気に入りのころろを見つけては、それぞれに勝手に名前をつけてしまいました。
ですから、複数の名前を持つころろも少なくありません。
がんこちゃんのお姉さん格のころろは牢名主ちゃん、命名はT子さんです。
師匠が特にお気に入りだった子は、私流に言うとふんばりちゃん、陽気ななまめかしさのあるころろはうずめちゃん…天宇受売命(あめのうずめ)…です。
中にはかかとのころろとか、おい、ねえちゃん…のころろと呼ばれるようになった子もいます。
おかしな名前が多かったけれど、みんなそれぞれに愛着と愛情を込めて名づけたのです。
あれから数年、私は師匠の店に行くたびに、このがんこちゃんに熱いまなざしを送り続けていました。
そんながんこちゃんを私のもとに連れてくる決心がついたのは、それなりの理由というか、きっかけがあります。
実は、東京に店を開いて二十数年の師匠が、来年6月、故郷の愛媛に拠点を移すことになったのです。
その話を知ったのは、今年の夏の終わり。
あまりの唐突さに、だれもが最初は驚きましたが、それでも、とても師匠らしいと思うようになりました。
子どものころから物を作ることが好きだった私ですが、創作することの面白さを知ったのは、師匠との出会いによるところが極めて大きいのです。
その師匠と遠く離れる日がこんなに急にやってくるとは思ってもいませんでした。
でも、出会いは別れで、別れは出会いでもあるのです。
15年の月日を経た今、そろそろ一人で歩く練習をしてもいい時期になったのかも知れない…と考えるようになりました。
そして、がんこちゃんをわが家に連れてくるのは、その節目にふさわしいことのように思われました。
とりあえずの居場所は、玄関先の bocco コーナーです。
かなりさぼっているので、やたらゴチャゴチャしていますが、ニューフェイスの割にはすんなりと収まっています。
まるでずっと以前からここに鎮座していたような顔をしているがんこちゃん。
やはり彼女は、いつか私のもとに来る運命だったのだと思います。
1週間の期間中、2度ばかり顔を出し、師匠の作品の中でたぶん一番好きなものを手に入れてしまいました。
その一番のお気に入りとは・・・流木と絵付けした石を組み合わせたころろシリーズの一つ、がんこちゃん 。
このシリーズが作られたのは 7~8 年前のことだったでしょうか・・・まったくいい加減な弟子!
いろんな表情のころろの中で、私が一番気に入っていたのがこの子です。
優しく愛らしい表情だけど、絶対に自分を曲げない強さ、静かな意志の強さを秘めているようで、強烈に惹かれました。
がんこちゃんとは、つまり頑固ちゃんというわけです。
でも、たくさんのころろの仲間たちから引き離してしまうのもかわいそうな気がして、連れて帰る気持ちにはなれなかったのです。
がんこちゃんの命名者はもちろん私。
あの年の野草展では、そこに出入りする人たちがそれぞれに自分のお気に入りのころろを見つけては、それぞれに勝手に名前をつけてしまいました。
ですから、複数の名前を持つころろも少なくありません。
がんこちゃんのお姉さん格のころろは牢名主ちゃん、命名はT子さんです。
師匠が特にお気に入りだった子は、私流に言うとふんばりちゃん、陽気ななまめかしさのあるころろはうずめちゃん…天宇受売命(あめのうずめ)…です。
中にはかかとのころろとか、おい、ねえちゃん…のころろと呼ばれるようになった子もいます。
おかしな名前が多かったけれど、みんなそれぞれに愛着と愛情を込めて名づけたのです。
あれから数年、私は師匠の店に行くたびに、このがんこちゃんに熱いまなざしを送り続けていました。
そんながんこちゃんを私のもとに連れてくる決心がついたのは、それなりの理由というか、きっかけがあります。
実は、東京に店を開いて二十数年の師匠が、来年6月、故郷の愛媛に拠点を移すことになったのです。
その話を知ったのは、今年の夏の終わり。
あまりの唐突さに、だれもが最初は驚きましたが、それでも、とても師匠らしいと思うようになりました。
子どものころから物を作ることが好きだった私ですが、創作することの面白さを知ったのは、師匠との出会いによるところが極めて大きいのです。
その師匠と遠く離れる日がこんなに急にやってくるとは思ってもいませんでした。
でも、出会いは別れで、別れは出会いでもあるのです。
15年の月日を経た今、そろそろ一人で歩く練習をしてもいい時期になったのかも知れない…と考えるようになりました。
そして、がんこちゃんをわが家に連れてくるのは、その節目にふさわしいことのように思われました。
とりあえずの居場所は、玄関先の bocco コーナーです。
かなりさぼっているので、やたらゴチャゴチャしていますが、ニューフェイスの割にはすんなりと収まっています。
まるでずっと以前からここに鎮座していたような顔をしているがんこちゃん。
やはり彼女は、いつか私のもとに来る運命だったのだと思います。
その昔、Yuuさんにはとんでもない名前をつけてしまいましたが
でも、私がちょうだいしたのもな名前でしたよね。
ご両親が丹精された野菜は、腐葉土の栄養をたっぷり吸収して育ったものだったのですね。
だから栄養たっぷりのおいしさなんだ!
私は毎日の帰り道に落ち葉を踏みながら歩く時間が好きです。
クッションの上を歩くような感触と甘く優しい香りに疲れた心身が癒されるようです。
やはり今年は、こちらでもハナミズキと桜が見事に紅葉しています。
気温の下がり具合で、微妙に違ってくるものなのでしょうね。
はにわのジョニーの見守るような眼差しが
何とも優しくて。。。
昔から色々な物に名前付けるのが得意でしたね。
名前をもらった途端、物に命が吹き込まれ、
表情が浮かび、話し声や息遣いさえ聞こえて
来るから不思議です。
こちらはイチョウの黄葉が見頃を過ぎました。
今年はいつもより桜とハナミズキの紅葉が
見事でした。
もみじも杉苔の上に重なり合い鮮やかな
コントラストを見せてくれています。
その美しさを堪能した後は、かき集めて
土に返します。ひと冬眠った木の葉たちは、
両親の畑に腐葉土となって甦るのです。