
ラコタ・インディアンの生まれであり、インディアン思想の研究をしているA・C・ロスさんの本「我らみな同胞・・インディアン宗教の深層世界」からの紹介を続けます。
エドガー・ケーシーの語る古代の地球の有様は、北米インディアンの人々の口伝えの伝承と驚くほどの一致を見ることに気付いたロスさんは、ケーシーの描くもう一つの古代の伝説の大陸「ムー大陸」とインディアンとの関係も調べていきます。
膨大な資料からの抜粋となります。
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ナヴァホ族の人が語ってくれたところでは、
「ナヴァホ族は西の島からやって来た。その島はナヴァホ族の母チェンジング・ウーマンの故郷であり、そしてナヴァホの支族すべての故郷でもある。」という。
なおかつ「北米大陸には虹に乗ってやってきた。」とも信じているのである。
エドガー・ケーシーの霊感による談話では、「太平洋に島があり、その島はほぼ紀元前28000年に海底に没してしまった。」という。
「沈没前に人々はそのことを警告され、そこで北米大陸に脱出した」のだという。
ホピの口承の歴史では、「祖先は7つの島からやって来た。」という。
なおかつある人々は「その島は太平洋にあった。」と信じている(地底から来たという人々もいる)。
最近までホピ族の間には「笛の儀式」というものがあり、その儀式ではその「西の島からの民族渡来の様子」を演じていたという。
エドガー・ケーシーは集団深層心理と接触した時、太平洋に浮かんでいた島のことを語り、その島は「ムー」と呼ばれていたと言った。
ケーシーは、「褐色の肌をした人々はこの島、およびアフリカにその起源を持つ」と語った。
「赤い肌をした人々はアトランティスおよび北米にその源がある。」とも言った。
アトランティスもムーも共に海底に沈み、この偉大な島から我々に残されたものは、そこにあった高い山の頂上だけである。
わたしはロズリン・ポイニアントと言う人の書いた太平洋の島々に関する本を読んだことがある。
彼女はそこで次のような話をしている。
「宣教師が初めてそこに行って島の人々と話をし、“自分たちはどこから来たと思うか?”と尋ねると、この人々は、
“わたしたちは地下から来た。
そしてわたしたちは代代ずっとここに住んできたのだ“と答えたという。
ケーシーの霊感では「ムーは、またの名をレムリアとして知られ、太平洋上にあったが、じょじょに海底に沈んだ。」という。
「最初の地殻変動は、紀元前50700年に始まり、ムー大陸は最終的に、紀元前28000年に消滅した。」というのである。
アメリカ大陸における最も古い本はマヤ文明に由来する。
1600年代にスペインの大司教がマヤの図書館を焼き払ってしまったために、その貴重な蔵書はたった4冊しか伝わっていない。
その一ページには“西方にあった島”のことが述べられている。
ケーシーの霊感対話では、「ムー大陸の人々の移動した範囲は南部カリフォルニア、アメリカ南西部、北は今日のオレゴン地方、南はペルーにまで至った。」という。
そして「その人々の宗教はトーテムポールの中にその片鱗を残している。」ということである。
彼はまた「紀元前3000年に“イスラエルの失われた部族”の残りの人々は、レムリアから船でアメリカに移住した。」と語っている。
これを読んだわたしは「モルモンの本(Book of Mormon)」の中の一節を思い出した。
エセルの本の中に、「ジェレダイドが最初に約束の地(アメリカ)に着くと、その地は北へ一帯に、住民で埋まっていた。」と書いてあるのだ。
これはジェレダイドがアメリカ大陸に着いたとき、そこにはすでに多くの人々がいた、ということである。
そしてネイティブアメリカンの口承伝説は、「われわれの故郷は常に北米である。」と言っているのである。
ムー大陸については、チャーチワードがチベットを頻繁に訪れてその地に魅了されたことを語っている。
チャーチワードは退官するとすぐさまチベットに行き、許可を得て古い寺院の蔵書の研究に入った。
それを調べているうちに、彼は太平洋にあったムー大陸とおぼしき島についての叙述に突き当たった。
それはなんとケーシーの霊感の話の内容と同じなのである。
チャーチワードが作成したこの島の地図は、1923年に出版されている。

さらにチャーチワードはチベットの寺院において、彼自身の見積もりでは70000年前のものと目される“カギ十字”のしるしをみつけている。
チベットの寺院で仏弟子として修業していたイングリッド・トレイファーは、「この“カギ十字”は宗教的な象徴であり、かつ太陽を表すものである。」と言っている。
それはわたしに即座に“ナヴァホの浮上伝説”にある象徴を連想させた。
その象徴はナヴァホ族の間では、“渦巻く木材”と呼ばれ、“カギ十字”のような形をしているのである。
ホピ族もその口承伝説の中で同じものを使っている。
ホピ族の主だった一族は、“地下から浮上し、”浮上後4つの方向に行き、そしておのおのの地から右に廻って“カギ十字”の形を作ったのだった。
だがそれに続いたグループは、同じく4つの方向に向かったが、今度は左に向かって“逆カギ十字”を作ったのである。
わたしは昔のラコタ族の伝統的な衣装の写真を見て、ここにもビーズ飾りの“カギ十字”を見出した。
それを見て、わたしはわれわれラコタ族もまた、このしるしに関連した古い信仰をもっており、時の流れの中にそれを忘れてしまったのかと怪しんだのだった。
中国には万里の長城というものがあり、中国を蒙古と隔てている。
ところが最近わたしは万里の長城はペルーにも存在することを発見した。
かつて太平洋に浮かんでいた島の実在を信ずる人々は、「これら太平洋を取り囲む世界各地の文化の類似性の源はムー大陸にある。」と言っているのである。
わたしはある日「ラコタ族の発祥の場所はプレアデス・別名7つの星である」というテーマで講演をしていた。
それが終わると聴衆の一人がわたしのもとにやって来て、「自分たちも同じ口承伝説をもっている。」と言った。
そこでわたしは、彼にどこからやって来たのかとたずねると、自分はペルーのインカ・インディアンだという。
ペルーのナスカ高原には、谷底の岩の上に巨大なサンダーバードが彫りこんである。
それについてトニー・モリソンの「神々への道・・アンデス山中の線の謎」という本の中に次のような一節がある。
「そのサンダーバードは「プレアデスの広場」と呼ばれ、それが描かれたとき、この鳥は昇って来るプレアデスをまっすぐ指すように作られていた。」
エルダースとウェルチは、地上の建造物とプレアデスとの関係を調べた結果、エジプト・ギザのケオスプと呼ばれるピラミッドの中の帝王の部屋は、太陽がプレアデスのまわりを一周するに必要な時間に合わせた数学的なデザインをほどこした構造になっているという。
この王の部屋がプレアデスを表すものであるという考えは、わたしにとって実に興奮に値する。
なぜならケーシーの心霊交信の中で、「このピラミッドは古代エジプト人の成人の儀式の行われた神殿だった」ということが語られているからである。
この場所で断食をした人は、霊魂、あるいは神の世界に披露されたわけである。
人類はその起源をプレアデスにもつのだろうか?
これら述べてきた様々な情報は、すべてどこかでつながっているのであろうか?

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写真は
上・チャーチワード著「失われたムー大陸」より。メキシコの4のマークの古代石板
中・同著より。スワスチカとその分解図
下・「人間の集団潜在意識はムー大陸はこの位置にあったとしている」と書かれた太平洋の地図(本書より)
しかしイエスも十字架に架けられて2000年以上心の上天ができないままでございます。そろそろあの十字架に架けられた見窄らしいイエスキリストを十字架からおろさないと悪戯してこまります。我々の祖先(エイブラハム)となのる者達は過去4度の洪水によって地球いや太陽系を死においやったものたちです。
今は最低限の人類として傷付きながら歩んでいるのは地球人だけです。生と死の繰り返しを放棄した者たちです。永遠の命ほどそして身体に痛みを感じない存在程退屈な存在はないのですから!通信手段も情報の手段も人間にとって調度いいくらいですからね。世の中は人として理性を持ち各々天から授かったを脳力を人として活かすことが大切だと思います。(理性を持った)人間は神に勝るんです。神や仏と呼ばれる彼らもそのためには努力を惜しまないでしょうね。
人間誰でも気持ちいいことは好きですし金持ちや権力者になりたいという最低限ここに私は存在していますという欲は持っていますからね。子供を持てば子供達から試されますよ。人生色々経験をさせられるでしょうがどうか私のように騙されないで下さいね。人間は自分自身からは逃げれませんからね。ちなみに私の娘達は私の過去(彼らが生まれる前)の悪行を全部話しましたからね。でも私の娘になったのでしょうから。アメリカは悪いところもまだまだありますがイエスキリストが作ったような国ですからね。でもKEYはこの日本ですよ。自分のした過ちはいずれ自分が支払わなければなりませんからね。生まれ変わっても五体満足の人間でありますように。あまりにも悪事の度が過ぎたら人間にはやどれないでしょうからね、もう一度いいますと理性を備えた人間程素晴らしい存在はないでしょうから!動物に例えるなんてもってのほか!
コメントありがとうございます。
イエス・キリストは人間の一つの典型として、たくさんの思いを抱かせてくれますね。
人間であり神、というのは人間の原点かもしれませんね。
そして神でありながら罪深いのが人間なのではないかと思っています。
ムーやレムリアというのは、人類の神代の世代だったのかもしれませんね。
そのかすかな記憶が、「洪水以前の世界」という形で人類に広く残っているのではないかと思います。