「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

国民の為に国家があるはずなのに…

2024年01月13日 15時14分12秒 | Weblog
そもそも、国民(それも善良な)の為に
国家があるはずなのに、それが民主主
義の根本であるはずなのに、私達が住む
日本は、どうやら違うらしい


その昔は、民は天皇の下にあり、また
武家社会を支えるしもべであり、寺の
檀家として坊主共に従い、近代国家が
誕生しても依然として政府や軍部の下で
その日その日を懸命に生き、神札を祀れ
と言われれば、宗教的信条を捨てて従い
竹槍で米国に立ち向かえと言われれば
「そんな無茶な」という心を押し殺し
天皇の為に死ねと言われれば「喜んで!」と
敵艦に突っ込み、原爆を落とされても
「玉砕だ!」と声を枯らし…


それで「日本は負けた」と告げられたら
今度こそ、「主権在民」なのだから、国民
の為に、ただ国民の幸せの為に、政治家も
役人も、旧財閥さえも懸命に力を尽くす…
と、一瞬でも思った自分(国民)がバカだった


そもそも彼らは「社会正義」「生命尊厳」
「誰一人として見放さない」「人の不幸の
上に自らの幸福を築かない」という哲学に
立脚していない
彼らの心は元品の無明に支配され、貪(とん)
瞋(しん)、痴(ち)の根元的な煩悩・三毒に侵され
金銭、名誉、そしてあらゆるものを強欲に欲し
バレなければ犯罪を平気で行い、隙あらば
他人を蹴落とし、自らの満足のみに生きる
修羅と餓鬼の生命の人達なのだ


そんな人間に正しい政治、平和な社会は築けない
当然だ。そんな人間に「政治の刷新」など
出来るわけがない
そんな人間達の口上は「国民の為」。だが本音は
「自分の栄華と保身の為」なのだ
「そんな事もわからんのか? 頭悪いね、君」

更に、彼らが大事にするのは自らの特権と組織
国民は、それを維持のための道具程度としか見ていない
そう、国家や組織の為に国民はいる、のだ
だから、国民の怒りが増すと国家、組織が危うく
なるので、たまにガス抜きのパフォーマンスをする
今回の「刷新本部設置」や「検察」のナンチャラのように
けれども、あくまでガス抜きなので本気の改革はしないし
大物政治家達の検挙もない
これら人間達が何故に安泰でいられるか…

日本人は、幕府や国家に隷属してきた
つまり「飼いならされてきた」故に
彼らの悪行に対して本気で立ち向かわなかった
これからも、国民は、時には吠えても、基本的に
「大人しい犬」と“飼い主”は思っている
心底、馬鹿にされている

いい加減、慧眼をもって政治家を凝視すべきだ
「政治に興味がない」と言う人間は、自ら
「私は愚か者です」と白状しているようなものだ
法律を作る人間達にいいようにされて、結果的に
「こんなはずではなかった」と後悔の日々に
苦しむだけだ

「社会正義」「生命尊厳」「誰一人として
見放さない」「人の不幸の上に自らの幸福を
築かない」という哲学に立ち、自らを磨き
不正や悪政に声をあげる人々が大勢を占めて
初めて“民主主義”の政治が実現する
その時、ようやく「国民の為の国」が誕生する
世の中が、日本の政治が悪いのは
結局は「自分のせい」なのだ

「自分こそが、社会や日本の運命を担う主体者である、
との強い自覚が必要。上の偉い人たちが、なんとかやって
くれるだろう、といった人を頼む心や傍観者の気持ちが
あれば、本当の民主主義は成り立たない」
とは先哲の言葉だ

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