なんとも辛い事件だ
今年の春、福岡で主婦ら2人が、刃物を持った66歳の男に襲われ
現金の入った鞄を奪われ、足に軽症を負った。強盗はその場で取
り押さえられて警察に引き渡された
これだけ聞けば、単なる金に困った老人による強盗事件として記憶
にも残らなかったろう。不景気を犯行の理由にした低脳な犯罪者の
卑怯な犯行は、脳の片隅にさえ存在させたくない汚らわしい事柄だ
だが、事件はこれだけでは終わらなかった
男には妻がいた。その妻は夫の帰りを車で待ち続け、夫が逮捕され
たのも知らず、数日後、車中で練炭自殺したのだ…
男と妻は生活苦のため、生きる希望を見出せずに心中を決意した
車中で練炭自殺の用意をしていた際、妻が「死ぬ前に、老舗の温
泉ホテルに泊まりたかった…」と呟いた。男は、妻の最後の望み
叶えるため、上述の犯行に及んだのだ
男は、自分の帰りを待ち続け、ついには絶望し自ら命を絶った妻
のことを、留置所で知った。男は慟哭した
男の行動は愚かで完全に間違っている。だが、唾棄すべき犯行な
のに、男と妻の心情を思うと、辛く悲しい
裁判で、その犯行理由を「苦労をかけた妻の最後の願いを聞き流
せなかった」と話し、男は涙を流したという
僕も妻には苦労をかけている。男の心情は痛いほど判るが、同時
に憤りも感じている。男には、生きる希望たる哲学がなかったの
だ。そのことが、悔しく残念でならない
どんなに辛く厳しくとも、風雨に向かって顔を上げ、立ち上がり
胸を張る“生きる希望の哲学”。それこそが、何より必要なのだ
人間の幸・不幸は、結局、それで決まるのだ
「負けじ魂」ここにあり
胸を張る“生きる希望の哲学”。それこそが、何より必要なのだ
人間の幸・不幸は、結局、それで決まるのだ>
本当にそうですね。
希望ある限り、途は開ける。
その哲学を持ち続けたいですね。
全面的に賛同致します
頑張りましょう!
バルさんのおっしゃるとおりだとは思います。
でも襲われたお二人の状況(ふるまい)しだいでは、小生は加害者のサイドに立つこともありますね、、、、
難しいなぁ~…