「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「あ、富士山が!」

2011年12月16日 11時55分29秒 | Weblog
 
カミサンと一緒になって20年近くになる
最近、ようやっと、我が女房殿が理解できるようになり
彼女の言動の大抵のことには驚かなくなった。なったのだが
この前の「富士山が!」発言には心底驚いた

その内容というのは…

おんぼろマンションの三階にある我が家のベランダからは
右手に小さく富士山が見える。といっても全景ではなく
我が家と富士山を結ぶ線上の中ほどにヒヨコッとビルが建っていて
そのビルが富士山の左半分を隠しているので、我が家から見えるのは
「半分のオッチャン」ならぬ「半分の富士山」なのである

先日の快晴日、ベランダで干し物をしていたカミサンが
突然、素っ頓狂な声を上げた

「あ、富士山が!」

今年は大震災があった。富士山の噴火も懸念されていることもあり
僕は「富士山の大惨事!?」と思い、急いでベランダに走ったのだ

驚いたように富士山を見るカミサンの横に立ち
僕は半分の富士山を凝視した

「…」

しかし、噴火もしていないし、何も変わった様子はないのである

僕は恐るおそるカミサンに訊いてみた
「…富士山が、どうしたの?」

するとカミサンは真剣な眼差しでこう言った
「富士山が成長しているのよ。昨日より大きくなってる」

「…あ?」
僕はカミサンをマジマジと見てしまった

怪訝な顔の僕にカミサンは畳みかける
「本当よ。昨日まで富士山の頂上は、あのビルのこの辺まで
だったのに、今日は、ホラ、あの出っ張りのところまで伸びてる
成長してるのよ、富士山!」

僕は呆れてこう言った
「富士山が成長するわけないだろ。そんなことになったら
 世界的トップニュース、特番ものだよ。富士山が成長した
 んじゃなくて、あのビルが縮んだんだよ」

縮んだ、で笑うかと思ったらカミサンは真面目に
「…そうか…そうよね。ビルの方が縮んだのね」

恐るべしカミサン

僕はまだ彼女が判っていない…
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